あの日のこと。
⚠️STOP!⚠️
この作品は地震関係の小説になっています。
そのため、1部の方に恐怖などを与えてしまう可能性があります。地震などにトラウマがある方などはbackお願いします。
私の名前は赤松美優(あかまつみゆ)。
高校1年生だ。
平成7年1月17日午前5時46分。
今日は阪神・淡路大震災が起こって30年。
私は高校生で阪神・淡路大震災の時は生まれていなかった。
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私が小学一年生の時に気づいたことがある。
夏休みに入る前友達がおばあちゃん家に行くんだ!と元気な声で言っていたのを今でも覚えている。
その時私は思った。
私のおばあちゃん会ったことないな、、?
おばあちゃんに会ったことがない以前に顔も、名前も知らなかったのだ。
お母さんにおばあちゃんに会ってみたいといった。
その時に言われたのは予想外の答えだった。
おばあちゃんはね阪神・淡路大震災の時に旅立ったのよ。
当時小学一年生だった私は意味がわからなかった、、
お母さんが説明してくれた。
美優にとっては難しいことかもしれないけど説明するね。阪神・淡路大震災っていう地震が起きて、おばあちゃんは建物の下敷きになって旅立ったのよ。
そんな、、。私は現実を受け止めれなかった
モヤモヤしながら過ごしてきてあっという間に高校生に。
学年が上がるにつれ地震の恐ろしさが分かるようになってきてより怖さが増してくる。
お母さんはおばあちゃんが下敷きになって旅立ったというふうに言っていたけどそれ以外はあまり聞いたことがなかった。
きっと私に言えないほど恐ろしかったんだろう。
遺体で発見されたりしたのかな、、
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高速道路が倒壊している画像。
建物が燃えてる画像。
他にも毎年この日になるとテレビでも沢山報道されている。
ネットで見るだけでもヒヤッとするしなぜか涙が浮かんでくる。
2011年に起こった東日本大震災も。
小さかった時で、被災地とは遠く、あまり覚えていなかったけどきっと恐怖だったんだと思う。
いつもなら楽しい学校生活も今日は楽しくない。
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あっという間にもう寝る時間。
私はお母さんに言った。
お母さん。おばあちゃんの写真見せて欲しいな。
今まで見せてくれなかったしそれにはきっと理由がある。
でもお母さんは察してくれたのか私の手を強く握りしめてこう言った。
おばあちゃんの分まで強く生きなさい。
そして写真も渡してくれた。
私は涙をこらえてこう言った「うん!、」
自分の部屋行って、
私はおばあちゃんの写真を見ながらこう誓った。
おばあちゃん、!私おばあちゃんの分まで強く生きるよ。
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