5位あざした‼︎[バレンタイン要素消えた]最後のハッピーバレンタイン
『最後のハッピーバレンタイン』
雪音(ゆきね)♀
凌(りょう)♂
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バレンタイン要素消えたし書いてて恥ずくなりました‼︎
下手なのごめんって‼︎
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「わっ、さむっ」
思わず口から言葉が漏れてしまった事に気づいて私は慌てた。
けどそんな心配はいらなかったみたい。
この屋上にはいるはずの彼がいなかったから。
「...?」
私と凌は幼馴染。
物心ついた頃からずっと一緒だった。
中学3年生。
中学校生活もラストスパート。
もう受験も始まっているしほんとは私も勉強をしているはずだった。
けどやっぱりこの想いをすっきりさせないと出来る事も出来ない。
そう思ったから今日ここに呼んだのに...
「なんでいないんだろうなぁ...」
というか寒すぎて凍え死にそう。
早く来てくれないかな。
そう思った途端私は激しい頭痛に襲われた。
°.♡┈┈∘┈୨୧┈∘┈┈♡.°
「雪音?」
「凌!」
「なんでこんなとこで寝てたの?大丈夫?」
「あっ、大丈夫...!」
「そっか、良かった」
「うん、ありがと」
「「...」」
「...雪音」
「ん?」
「言いたい事がある」
「えっ、な、何?」
「それは__
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「んっ...」
目を開けるとどこまでも青い、どこまでも続く空が見えた。
「夢...?」
辺りを見回しても凌の姿は見えない。
「あはは、振られちゃったかぁ...」
耳にかけていた髪が落ちてきた。
「雨...?」
気づけばついさっきまであったはずの青空は灰色の雲に覆われていた。
「天気の神様は優しいね。こんなんだったら私、泣いちゃうよー」
なんて独り言を言ってみた。
「あ、れ?」
気づいたら一筋の涙が頬をつたっていた。
「あはは、ほんとに泣いちゃうなんて情けないなー...」
「...せっかくチョコ作ったのに溶けちゃったな...」
見れば手の中の箱はぐちゃぐちゃだった。
それからの事はよく覚えていない。
気づいたら凌の家の前にいた。
「凌...」
震える指先でインターホンを押す。
ピーンポーン
軽快な音が辺りに鳴り響く。
すぐに女の人の声がした。
『どちら様ー?』
「あっ、雪音です!」
『雪音ちゃん!ちょっと待っててねー』
「はーい」
程なく凌のお母さんが出てきた。
「雪音ちゃん、凌?ごめんね、今あの子、今◯◯病院に居るの」
「病院...?」
「うん。ちょっとね...もう長くはないみたい」
凌のお母さんの顔を見るといつもの優しい笑顔のはずなのにどこが泣きそうな、そんな顔だった。
「そう、ですか...」
今泣いちゃダメだ。
今私が泣いたらきっと凌がいる場所にも行けなくなってしまう。
「じゃあ、またね」
凌のお母さんがいなくなると私はすぐに走り出した。
いつもは気にする前髪だって今はもうどうでもいい。
思ってた何倍も早く病院に着いた。
「あの、阿部 凌さんの病室って...」
「阿部さんですね、こちらです」
案内された部屋はとても綺麗で明るくて大きかった。
そこに凌はいた。
いつも通りの穏やかな表情。
けどその瞳はいつになく寂しそうだった。
「凌...」
「...雪音?なんで...?」
「屋上来なかったでしょ!心配したんだから!」
違う、ほんとはこんな事言いたいんじゃない。
「あはは、ごめん」
凌、謝らないで。
「もう...次から気をつけてよね!」
凌には次なんかないってわかってるのになんでこんな事言っちゃうんだろう。
私は弱虫だ。
「「...」」
重い沈黙が部屋を包む。
「凌?」
「ん?」
「なんで入院してるの?」
「実は随分前からがんでさ。昨日までは無理言って普通に生活させてもらってたんだけどもう長くはないみたい」
「そんな...」
凌の声色はびっくりするほどいつも通りで、穏やかだった。
対照的に、私の声色は自分でもわかるぐらい、情けなく、今にも泣き出しそうだった。
「なんでそんな急に...?」
「もう体が限界だったみたい。俺、元々体強い方じゃないからさー」
そう言って弱々しく笑った。
「凌、もう笑わないで」
「え?」
「無理に笑ってるってわかってる。そんな笑顔見るくらいなら笑ってくれない方がよっぽどマシ。私がどれだけわがままな事言ってるかなんて痛いほどわかってる。だからお願い」
「雪音...」
もうこれ以上何か言うと泣いてしまいそうで怖かった。
けどまだ私の気持ちを伝えれてない。
「凌。好き。大好き。」
やっと言えた。
何年も何年もずっと心に秘めてた気持ち。
やっと伝えれた。
「雪音、ごめん」
「え...?」
「本当は俺から言うべきだった。けど勇気が出なくて、今の関係が壊れてしまうのが怖くて...」
「つっ...」
思わず涙が溢れてしまっていた。
もうこの涙は止められるはずもなく、私はいっぱい、いっぱい泣いた。
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その次の日、凌は亡くなった。
静かな、いつも通りの最期だったらしい。
私はお葬式には行かなかった。
行ったらまた、泣いて台無しにしてしまうと思ったから。
私はずっと泣いた。
どれぐらい泣いたかわからなくなるほどに。
きっとこの傷が癒える事はない。
けど、私達は強く生き続けなきゃならない。
「凌、大好きだよ」
私の独り言が青い、広い空に吸い込まれていく。
春の青空はまるで、凌の優しい笑顔みたいだった。
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>>1
うわぁぁぁただでさえ長いのに読んでくれて嬉しいです‼︎🥲
てかフォローあざますー‼︎