【小説】この世界が終わる最後に 第8話「俺等は生き延びた。」
7話
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なろう
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すごい音が俺等で掘った洞窟の中で響いた。
その音で俺等は起きた。
遥が一生懸命話すが、大きい音でかき消されて何も聞こえない。
洞窟の床に指で「聞こえない」と書いて、遥かに伝えた。
どうやら伝わったようで遥も「音が鳴り止むまで待とう」と書いた。
数分が立ち、ようやく音が鳴り止んだ。
「大丈夫?」
「あぁ。それにしてもなんの音だったんだ?結構揺れてたし、」
「まぁ鳴り止んだことだし、食料も1週間くらいしか持たないから地上に出るために掘っていくよ!」
俺は「えぇー?」と言うようにため息をついた。
ー作業中
「なぁ遥。」
「ん?口じゃなくて手を動かしなさいよ。」
「わかってる。いやさこれで地上に出て何もなかったらどうするんだ?」
「それは私達で頑張って過ごすしか無いでしょ。」
「逆に”なにも”ないわけがないと考えることもできるんじゃ?」
「、、、宇宙人が到来、とか?」
「、、、ありそうだな、、、。」
「まぁ地上に行ってみないとわからないから、頑張って掘り続けるよ!」
「へいへい。」
時は数千年を遡る。
数年前、地球と少しだけだが同じ惑星ができたのだ。
その惑星の名前は、異地球。
よくアニメとかである異世界だ。
剣と魔法の世界。
そんな惑星が宇宙に存在したんだ。
なんで今説明するのか。それはこれからわかる。
俺等は本気で掘りまくって2日で地上に出ることができた。
本気で掘って、そしてもう掘ってることもあり、土が柔らかいのと、隕石が降ったからあまり深くなかったのだ。
そして一面を見る。
「、、、なにも、、」
「、、、ないね、、」
「食料も持たないし、そこら辺探索しよう。」
「そうだな。」
っていうかすごいな。
隕石が降って地球の人間が「すべてが滅びる」と解説したのにまだ地球がある。
その「すべて」は人類だけっていうのもあるけどな、「跡形もなく消滅」って聞いてたし、
そう考えてる途中に遥が驚いたように言う。
「ねぇ結衣人!」
「ん?」
「あれ見て!」
そこにあったのは「テント」だった。
よく運動会とかで端においてある「テント」にそっくりだった。
そっくりというかもう「テント」だった。
いや、それどころではない。
そのテントに人が群がっているのだ。
服装とかは遠すぎて見えない。
「、、、どうする?」
「行くしか無いっしょ!」
遥は「おぉーい!」と大きく手を振りながら走り、テントに向かう。
その時、火の玉みたいなものが遥に直撃した。
「え?」
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