[小説]アイドル学校 第3話「結果発表、集会」
第1審査が終わって、3日が経った。結果発表まで、あと15分…
いつも行っている、ダンス教室に同級生のみんなも集まっている。
そこには、一番上のクラス(おむは下から3番目で、全8クラス)で、全国ダンス大会で惜しくも2位をとった、奏くんもいた。
「結果発表まで10分です」
教室に緊張が走る。
みんなも、自分の携帯、パソコンを真剣に見て、結果発表の時間を待っている。
「おむ、行けるといいね。2人でデビューしよ!」
隣にいて幼馴染のるなが私に話しかける。
「あと5分です」
全身が震えてきた。わたしになれるの?いいの?
自分で問い返しているその時、
「結果発表です」
結果がウェブに出た。
2036……あった!!
「やったーー!!!!」
教室からそう聞こえてくる。私も叫びたかった。
ほとんどのみんなが笑顔で幸せそうだったが、1人青ざめている子がいた。ダメだったんだ。
「はいはい。みなさんお静かに。第2審査は歌。明日ですので、喉を大切にして、早く寝てくだい。では、準備が終わった人から帰宅してください。」
明日は第2審査。私にできるかな。
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