【小説】ゆっくり達の人狼さがしⅠ

「よし！今回のメンバーはこれで行きますか！」

「またやるの？”人狼ゲーム”」

「もっちろん！めっちゃ楽しいもん！」

「…どこが？」

「苦しみを味あわせながら死なせるの！」

「はは、相変わらずだなぁ。霧雨こいしさん」

「そんな私の相方だけどね、秋屠自古さん」

　　　　　

　　

一日目

ぐにすけ「は…？どこだ…ここ…」

アベル「どう…なってるの…？」

ぐにすけとアベルが同時に言う。

こいし「ここは、簡単に言うと、人狼をさがさないと出られない世界だね！」

エル「え？人狼？」

ぐにすけ「ってそれよりも誰だよお前」

こいし「あら、意外と冷静ですね〜、ぐにすけさん」

霧雨こいしが笑う。

ここは人狼ゲームの世界。ルールは現実と変わらない。

まず、だれか二人が人狼に選ばれる。

その二人の人狼は市民たちを殺す。

市民達は二人の人狼を投票の時間で吊れば勝利。

が、吊れずに市民全員が殺された場合、人狼の勝利となる。

一言で言ってしまえば、人狼さがしゲームだ。

こいし「私は霧雨こいしです。」

見た目は薄緑の髪に大きなとんがり帽子をかぶっている可愛らしい子だ。

屠自古「見た目に騙されないようにしたほうがいいよ。私は秋屠自古、よろしく！」

苗字が秋だからか全体的にオレンジっぽい色合いの服を着ていて、頭に昔の人がかぶっていそうなのを乗せている。

ゆっくりk「人狼ゲームってあの？」

屠自古「うん、現実世界と全く同じルールで行うよ！」

エル「じゃあ、殺されないといけないかもってこと…か…」

こいし「まあ、状況によってそうなりますね！」

アベル「今日はどうするんだ？」

屠自古「今日は自己紹介をして各自用意した部屋に戻るように」

こいし「会議はなしでーす！」

屠自古「じゃ、勝手にしてていいよ〜」

そういうと、彼女らはスッと消えていった。

ぐにすけ「とにかく自己紹介しようぜ。俺はぐにすけ、ぐにすけかぐにごんって呼んで」

アベル「俺はアベル。普通にアベルって呼び捨てで。」

ゆっくりk「私はゆっくりkで〜〜〜す、ゆkかゆっkでお願いします」

ガチャ屋「ガチャ屋です、よろしく〜」

エル「エルでーす！よろしく！」

ゆっくりk「これで全員かな？」

ぜんこぱす「待って待って、ぜんこぱす！くま！」

100菌「100菌だ！お化けだ！大ゆっくり祭だ！」

ガチャ屋「もう終わったけど」

ぐにすけ「自分でもなんだけど影薄くて草」

ひゃきこぱす「ｶﾞｰﾝ(T-T)」

全員の自己紹介が終わり、各自の部屋に戻っていった。

二日目

二日目そうそう、皆リビングに集まっていた。

アベル「…怖いんだけど」

ぐにすけ「ぬあーーーーー」

アベルの肩にぐにすけの顔がうつる。

エル「BLですか…」

アベル「違う、コイツがおかしい」

ぐにすけ「え〜、じゃあダメ？」

アベル「……………ダメ//」

ぐにすけ「照れてやーんのw」

アベル「照れてない！！！//」

ゆっくりk「あの人たち緊張感なさすぎませんか？」

エル「めっっっっっっっっちゃわかります。」

ガチャ屋「青春…懐かしいな〜」

100菌「誰目線だよ」

ぜんこぱす「悲しくなるからやめて」

こいし「さてさて、楽しんでるかな〜？」　

こいし(やっば、朝っぱらからBL補給できんじゃん)(((キャラ崩壊

アベル「ﾋﾞｸｯ」

屠自古「昨日は誰も殺されなかったみたいだね。」

アベル「そ、そうなんだ」

＊ぐにごんは離れました。

ぐにすけ「一個質問していい？」

屠自古「ん？なに？」

ぐにすけ「お前らは人狼誰か判ってんの？」

こいし「もっちろん！こっちの視点も楽しいよ〜！」

アベル「誰だろ…」

ゆっくりk「怖いと同時に気になる…」

エル「マジでそれ」

ぜんこぱす「眠い…」

100菌「おいw」

屠自古「この後は自由に過ごしてて〜」

こいし「もしかしたら殺されちゃうかもね〜」

そういってまた消え去った。

ガチャ屋「じゃ、とりあえず解散でおっけ〜？」

ぐにすけ「おっけ〜！」

100菌「うおおおおおお！！トイレにいくぞおおおおおお！！」

ゆっくりk「そんな張り切る？」

ガチャ屋「おい！お花をつみに行くといえ！きたねえ！」

エル「そこ？www」

アベル「お花…wつむwww」

ぐにすけ(っえ…かわよ)

しばらく経って…

ガチャ屋「そういえばお花つみにいってた100菌さんは？」

アベル「…(笑い堪えてる)たしかに」

ぐにすけ「様子見に行くか」

ゆっくりk「……………心配ですね」

ぜんこぱす「大丈夫かな」

ガチャ屋「これで死んでたら死にますよ？」

ぐにすけ「やめてやめて」

トイレ到着

ｶﾞﾁｬｯ((ノックは？

ぜんこぱす「嘘でしょ…」

ガチャ屋「100菌さん？」

ぐにすけ「っ…仕方…ないかもな」

エル「早く…戻りましょう、見たくないです。」

ゆっくりk「そんな…」

アベル「ぐにごん…、怖い…」

ぐにすけ「大…丈夫だ…。俺がいる」

こいし「あらら、最初の犠牲者は100菌さんでしたか」

屠自古「これから投票の時間だよ！10分話し合いの時間をとりま〜す！」

ガチャ屋「… まず、どこにいたか聞きましょうか。」

ぐにすけ「俺はアベルと一緒に行動してた。」

アベル「うん、それで、一緒の部屋で遊んでた」

エル「何して？」

ぐにすけ「ゲーム」

今更だが、一人一つずつゲーム機がある。

アベル「スプラしてたね。」

ぐにすけ「ああ、俺の部屋でな。」

ガチャ屋「なるほど」

エル「しっかりした内容だね。」

ゆっくりk「信用できそうかも」

ぐにあべ(あっっっっっっっっっっぶね〜、少しヤってたなんていえねええええええ！！)

エル「ぜんこぱすさんは？」

ぜんこぱす「一人でここの館みてまわってた」

ゆっくりk「途中で会いましたね」

ぜんこぱす「うん、そのあとリビングで別れて今に至るって感じ」

アベル「途中であったときにどっちも殺されなかったから…」

ぐにすけ「二人は人狼ではなさそう？」

ぜんこぱす「ガチャ屋さんとエルさんは？」

ガチャ屋「僕は一回部屋に戻って落ち着いてからリビングいってスマホいじってた」

ゆっくりk「いたいた」

ぜんこぱす「うん、めっちゃスマホいじってた」

エル「私は部屋でゲームして、そのあとちょっとうろついてたら100菌さんが…って」

ぐにすけ「え、一番あやしいやん」

ガチャ屋「うろついてたって…どこら辺？」

エル「二階」

アベル「トイレとは遠いけど嘘ついてる可能性が…」

屠自古「時間だよ。投票してください！」

エルは疑いの気持ちをはらす時間をもらえなく、そのまま投票。

結果は想像の通り

こいし「エルさんが処されることに決定！」

屠自古「今日はもう寝ていいよ。」

ゆっくりk「やっぱり人狼かもしれないけど辛いね」

ぐにすけ「ああ」

三日目

こいし「はい！ということで！見事人狼を一人撃破！」

屠自古「まぁ、怪しすぎだなぁ、あれは」

ガチャ屋「なんか申し訳ないけど…うん、わかりやすすぎる」

アベル「もうちょっと上手くできただろ…って感じだな」

ぐにすけ「かわいそ、エルさんw」

ぜんこぱす「昨日も夜は殺されなかったね。」

ゆっくりk「はぁ〜、いつ殺されるか分かんないから怖い」

アベル「ほんっと勘弁してほしいわ」

ぜんこぱす「どうやって殺したの？」

こいし「炎で少しずつ焼いて〜、毒盛って〜、そのまま〜って感じ！」

ゆっくりk「こっっっっっっわ」

屠自古「あんま人殺しは好きじゃないんだけどね〜」

アベル「ふぅ〜ん」

屠自古「今日も午後投票の時間があるよ！」

こいし「じゃ〜ね〜！」

この後は特に何事もなく投票の時間に

屠自古「投票の時間で〜す」

こいし「今回も話し合い10分！どうぞ！」

ガチャ屋「はい！自分の部屋で寝てました！」

ぐにすけ「たしかに見なかったな」

アベル「俺はリビングでスマホいじってた」

ぐにすけ「そんなアベルを弄ってた」

アベル「ｶｧｯ////」

ぜんこぱす「……えっとゲームしてた！」

ぐにすけ「どこで？」

ぜんこぱす「ガチャ屋の部屋で！」

ガチャ屋「なんか、寝てる間に殺されそうで怖かったから」

ぜんこぱす「この中で一番関わりがあるから大丈夫かなと思ってらしいです」

アベル「なるほど、ゆkさんは？」

ゆっくりk「私は最初トイレ行って、リビング戻ってスマホでめっちゃ動画見てた」

ぐにすけ「うん、いた」

アベル「今回はあれ、全員違う人に投票して吊るのなしにしよ」

ぜんこぱし「それがいいな」

屠自古「投票の時間だけど…」

こいし「どれどれ…お、綺麗に回避だね」

屠自古「こういう手もあるね」

ちなみにぐにすけはぜんこぱすへ

ぜんこぱすはゆっくりkへ

ゆっくりkはガチャ屋へ

ガチャ屋はアベルへ

アベルはぐにすけはへ

と言った感じだ。

こいし「じゃ、また明日〜！」

-その夜-

「やっぱり人狼って難しいですね〜」

「………人狼、だったんですね」

「あんま得意じゃなくてさ〜」

「それなりに上手いですよ」

「ふふっ、ありがとうございます。勝てるといいんですけどね〜」

「じゃあ、さようなら」

「ごめんなさい、さようなら」

四日目

ガチャ屋が殺された。

人狼はまだわからない。

こいし「初めて夜殺しだね〜！」

屠自古「今回の人狼はなかなか慎重派なのか？」

ぜんこぱす「ガチャ屋さん…」

ぐにすけ「…でも決まったようなもんだな」

アベル「人狼さんはダメな判断だったかもね」

ゆっくりk「はぁ、やっぱ難しいですね〜ﾎﾞｿｯ」

ぜんこぱす「じゃあ、殺されないように解散」

アベル「うん、ぐにごん一緒行こ」

ぐにすけ「なんかはぶってるみたいでごめんな」

ゆっくりk「いえいえ、全然！」

ぜんこぱす「いつもの投票の時間に集合ね」

ゆっくりk「はい」

その後ぜんこぱすが殺され、投票の時間へ。

屠自古「おそらく最後の投票だね」

こいし「残念！終わっちゃうか〜」

屠自古「話し合いの時間は必要？」

アベル「いや」

屠自古「じゃあ、投票！」

結果はご覧の通りで

　　　　人狼は 　　　ゆっくりkと

　　　　エル 　　　だった