3人のお花見
「あーキレイ!」
思わず声に出してしまった。
「恵美、こっちこっち〜」
向こうからみんなの声がした。
いっけない、早く行かないとみんなをまたせちゃう。 今日はイツメンでお花見に来たんだ。私のせいでみんなに迷惑かけないようにしなきゃっ
「このあたりがいいんじゃない?」
さすがはリーダの華。場所決めもいいセンスしてるっ
「賛成!」って芙美が言った。
「私もいいと思う」
みんなのお気に入りのシートを広げた。
「あっそのキャラかわいい〜」
「私のお気に入りなんだ〜」
「それではお花見開始〜」
華が宣言した。
みんなでお弁当を開けた。
「やったっ、大好きな卵焼きだっ」
「私はタコさんウインナーだ〜」
みんなワイワイ。
春休みということもあって、周りには人が大勢いる。
「クラス一緒になれるかな〜」
芙美が突然不安そうに話してきた。
華は
「なれるに決まってるっしょ。私たち最強の友達なんだから。」
と自信満々に言った。でも私は、
「うん。」
としか言えなかった。私も不安だったのだ。もし別れてしまえば話すことは少なくなってしまう。そうしたらまたボッチになってしまう。
そんな様子を悟ったのか、華が、
「さっせっかくお花見来たんだから桜見ないとねっ」
といって場を明るくしてくれた。
いっぱいおしゃべりしてたら、もうこんな時間だ。
「じゃあ、また新学期に〜」
「またね〜」
ありがとう、華
ありがとう、芙美
私達はいつまでも友達だ
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