オニオン君の恋

僕はオニオン
隣のクラスのスープちゃんが好きだ
スープちゃんは笑顔が素敵だ。見とれていた
いや、堕ちていた
恋に
いつもスープちゃんだけを考えてた
男だよ、僕は、スープちゃんで自慰もしたさ
そんなスープちゃんが昼休みに話しかけてきた
告白だと思った
だけどそんな訳はない
だが期待はした
スープちゃんは言った
｢ワンタン君知らない､?｣
転校生のワンタンだ
ガッカリしたけど
僕は優しいよワンタンの場所を教えてあげた
でも悔しかった
歩き出そうとするスープちゃんを引き止めた
｢…?｣
何も知らなそうなかわいい顔だ
僕は勇気を出して言った
｢付き合って…、｣
馴れ馴れしい
自分でもそう思ったよ
だけど時間は戻らない
1秒流れた
心臓が走っている
2秒流れた
手が逃げている
3秒流れた
呼吸が出来ない
世界一長い3秒が流れたあとスープちゃんは…
｢ごめん｣
そういって3文字だけ伝え何処かに言ったんだ
フラれたんだなあ…
”Xでは人気者だった”
意味の分からない言い訳をしているな、
全ての恋は終わった
重い足を運び家路へ向かっていた
帰宅途中
僕は見た
ワンタンとスープちゃんがキスをしていた
しかも舌を絡める”キス”
僕は嫉妬と怒りでバカになった
走って
走って
そいつらを○しにいった
驚いてるなお前ら
俺の好意にも気づかない
バカな女は死んでしまえ
ワンタンの頭を踏みつけた。
所詮はワンタンだ、
グチャグチャになって
中身が飛び出している、
｢……!!…｣
スープのクソは意味のわからない言語を発した
スープの頭はマグカップで出来ている
取っ手を引っ張り
地面に叩きつけた
ｸﾞｼｬｱﾝ!!
スープとワンタンは死んだ

僕はマグカップの破片で頭を差して死んだ

オニオンスープにはなれなかったな