小説 『みえない友達』 3話

1 2025/04/29 08:49

「よろしくね♪」

圧をかけられて仕方なく

「よろしく…。」

とこたえた。そしたらニコニコしながらポケットに手をつっこんだ。そして透明な石を取り出した。なにか様子が違う。さっきまで透明だっのに、紫に変わっている。

「さっきと色が違う?」

「気づいた?この石持ってて。持ち歩いてね。」

「なんで?」

「いいから!」

なぜだろう。理由がわからないまま石を受け取った。そしてポケットに入れた。さっきのもう一人の私みたいに。そしたらまたあの子が話し始めた。

「私の姿はその石を持ってる人しか見えないんだ。」

「じゃあ今見えてるのは私だけ?」

さすがにそんなわけないと思った。そして彼女はこう答えた。

「そうかもしれないよ♪他にも居るかもだけど。」

どっちだよ。まあ、私以外にも居るってことなのかな?他にも居ると思うとなんとなく安心できた。

ガチャン!

ドアが開いた音がした。お母さんが仕事から帰ってきたのだ。彼女はびっくりした顔で

「じゃあまたあとで話そうね。」

と言った。

いいねを贈ろう
いいね
1

このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
画像・吹き出し

タグ: 小説 友達

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2025/04/29 08:49:15 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
画像・吹き出し
タグ: 小説 友達

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する