チェンソーマン デンジ×レゼ(二次創作)題名『約束』第一話
⚠️レゼが記憶喪失になっています、苦手な方はご了承をm(_ _)m
梅雨の晴れ間、デンジは腹を空かせて街をぶらついていた。今は普通の高校生で普通の生活を送ろうとしている。今日の昼飯は、たまたま見つけた可愛らしいキッチンカーで済ますことにした。
「いらっしゃいませー!」
明るい声が聞こえ、デンジはカウンターを覗き込んだ。そして、時が止まった。
そこにいたのは、紫髪のお団子ヘア、見慣れた緑色の瞳。レゼだった。あの日、「今日の昼にあのカフェで待ってる…」と約束した、もう二度と会えないと思っていた少女だ。
「え……レゼ……?」
デンジの声が震える。
レゼは不思議そうな顔でデンジを見つめた。
「あのー、ご注文は?」
デンジは混乱した。
「俺だよ! デンジ! 覚えてないのかよ!?」
レゼはきょとんとした表情で、
「デンジ……さん? ごめんなさい、人違いじゃないでしょうか」
と首をかしげた。その様子は、デンジが知るあのレゼとはあまりにもかけ離れていた。記憶の中の彼女は、もっと激しくて、感情的で、そして何よりもデンジのことをはっきりと覚えていたはずだ。
デンジは混乱しながらも食い下がった。
「いや、そんなはずねぇ! 」
キッチンカーの窓の向こうで、レゼは少し困ったように笑った。
「お兄さん、本当に人違いですよ。私、ここにきてまだ半年ですし、デンジさんっていう人にも会ったことないです。」
そこでデンジはハッとした。確かに、今のレゼは張り詰めた緊張感は一切感じられない。ただの、電話ボックスで出会った普通の可愛らしい女の子だ。
「……そっか、人違いか」
デンジはがっくりと肩を落とした。
「ごめん、あまりにも似てたもんで」
「いえいえ!」
レゼは明るく笑った。
「ご注文、どうされますか? 今日は特製サンドイッチがおすすめです!」
とメニューを指した。
デンジはためらった末、「じゃあ、それ一つ」と注文した。
料理を待つ間、デンジは複雑な思いで彼女を見つめた。もし本当にあのレゼだったら、また戦いが始まっていたかもしれない。今の普通の生活は、きっと一瞬で壊れてしまう。これでよかったんだ、と自分に言い聞かせながらも、心のどこかでは、もう二度と会えないと思っていた彼女との再会を、ほんの少しだけ期待していたのかもしれない。
「はい、お待ちどうさま!」
レゼからサンドイッチを受け取り、デンジは礼を言ってキッチンカーを後にした。去り際、レゼはデンジの背中に向かって、あの時と同じ、いたずらっぽい笑顔でこう言った。
「また、来てね!」
その声に、デンジは振り返らなかった。振り返ったら、きっとまたあの日の約束を思い出してしまうから。デンジはサンドイッチにかぶりつき、梅雨の晴れ間の街を、一人歩き続けた。
ちゃんとハッピーエンドにします!
次回すばやく書きます
感想アドバイスお待ちしてますm(_ _)m
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