チェンソーマン デンジ×レゼ(二次創作)題名『約束』第二話
⚠️初見の方はまず一話をご覧くださいhttps://tohyotalk.com/question/807200 苦手な方はご了承をm(_ _)m
デンジは、レゼが渡してくれたサンドイッチを手に、数メートル離れた公園のベンチに腰を下ろした。食欲はあるはずなのに、紙袋に包まれたそれを開く手が震えていた。
「また、来てね!」
あの明るい声が頭の中でリフレインする。あれは本当に、人を殺してきた少女の声だったのか? デンジは混乱していた。もしあれが本物なら、自分は注文だけして逃げ出したことになる。
「馬鹿か俺は……」
デンジは急いでサンドイッチを食べ終え、キッチンカーへ引き返そうとした。しかし、角を曲がったところで足を止める。
もし、レゼが記憶喪失だとしたら? 下手に声をかけて、かつての自分の正体や、恐ろしい過去を思い出させてしまうのは、彼女にとって幸せなことなのだろうか?
デンジは決められなかった。
その日以来、デンジは毎日同じ時間に公園のベンチで待つようになった。目的は昼食ではない。キッチンカーが営業を終え、レゼが片付けをする姿を遠くから見守るためだった。
数日が経った梅雨の終わりのある日。デンジは意を決して、キッチンカーの営業終了間際に近づいた。
「あの……」
デンジの声に、レゼは顔を上げた。
「あ! この前のサンドイッチのお兄さん! 毎日公園で見かけてましたよ。今日はラストオーダーギリギリですね」
「えっと……この前は、ごめん。人違いだって言われたけど、やっぱりあんた、俺の知ってる奴に似てるんだ」
レゼは少し表情を曇らせた。
「そう言われても、私には本当に覚えがなくて……ごめんなさいごめんなさい」
初めて出会った時を思い出した。
「おう…。ただ、一つだけ聞きたいことがあんだけどよぉ」
デンジはポケットから、ボロボロになった小さな紙切れを取り出した。それは、レゼと初めて会った時にデンジがこっそりメモしていた、適当な喫茶店の名前と写真だった。
「これ、見覚えあるか?」
レゼは紙切れを受け取り、じっと見つめた。その緑色の瞳が、一瞬だけ、鋭い光を宿したように見えた。
「これ……」
レゼが言いかけたその時、空が急に暗くなり、激しい雷鳴と共に土砂降りの雨が降り出した。
「うわっ!」
レゼは慌ててキッチンカーの窓を閉め、デンジに言った。
「とりあえず、雨宿りしてください!」
デンジはレゼに促され、キッチンカーの小さな軒先に身を寄せた。二人の間に、張り詰めた沈黙が流れる。雨音だけが激しく響いていた。
「……ねえ、お兄さん」
レゼが静かに口を開いた。
「私、このメモのお店は知らないけど……雷の音を聞くと、すごく昔の嫌な記憶が蘇ってくるの」
彼女はデンジを見つめた。
「私、どこかで人を殺してた……そんな夢を見るんです」
デンジの心臓が跳ね上がった。
デンジは、レゼが記憶を取り戻すことを恐れつつも、彼女を一人で苦しませることはできなかった。
「……夢じゃないかもな」
デンジがそう呟いた瞬間、レゼの目が大きく見開かれた。彼女の頬に、雨とは違う一筋の雫が流れた。
「……私、あなたと、会ってた気がする…」
二人の距離は、雨音の中で急速に縮まっていった。
爆速でやったんで適当かも…
明日…ぐらい三話書きます!!
感想アドバイスお待ちしてますm(_ _)m
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めっちゃ良い❢❢
この記憶喪失のお話めっちゃ好きです❢4話ぐらい続ければ丁度いいと思います❢

