新訳東方異邦伝、諏訪大権現
白玉楼との深い関係を持ち始めたことにより、八雲はさらに平太に興味を持ち、式神を張り付かせることにした。
「私は安産の神様だから、うちの早苗を貸そうか?」
諏訪子、諏訪大権現は、そんなふうに言った。
「七五三の時はまた来てくれたら、厄を祓ってあげるよ、早苗が」
守矢の神、諏訪子こと、諏訪大権現、そして八坂神奈子、建御名方神。
二柱の神のご利益で、子供の健康を願う。
「予定日が来たら横で早苗に祈って貰えば、元気な子が産まれてくるよ」
元々霊夢がやっていた七五三やら安産祈願やらは、守矢神社に持っていかれた。
「この諏訪大権現に任せなさい」
「余計に参拝がなくなったじゃないのよ」
「仕方ないのぜ、諏訪子が安産の神様って言うんだから」
魔理沙は霊夢を諌めた。
「子供はあの月人に取り上げさせるのかい?」
「はい、永遠亭で産めたらなと」
「どうする?博か麗か、その辺りの字入れる?」
博麗の巫女にあやかるか、八雲にあやかるか。
「紫様の字入れたら長生きしそう」
どこかで子供が生まれるとなったら大ごとだ。
「異変なきゃいいけど‥」
「縁起悪いこと言うなよ」
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