夏色
~登場人物~
主人公:港川 海空(そら)
兄:港川 凪(なぎ)
母:港川 春瑚(はるこ)
父:港川 瀬斗(せいと)
夏の太陽が照る爽やかな日の事だった
遊びから帰って家に着くと知らない人が居た。
「お母さん?誰・・・?」
海空は困惑した様子で母に問いかける、母は海空を見ると優しく微笑んでこう言った。
「貴方の、新しいお父さんとお兄ちゃんよ」
海空は一瞬母が何を言っているのか分からなかった。
目の前にいるこの人たちは、家族?
すると二人のうちの背が高い海空の父に当たると思わせる男性がすっと立ち上がった。
「君が海空ちゃんかな?」
そう言って男性が手を差し出す
困惑した海空は母に目を向けるがにこりと笑っているだけで何も言わない。
その様子に何だか怖くなった海空は玄関ドアを開けて外へ逃げ出した
あたりはまだ明るく、空は変わらない青色だった。
時間的には少し遅く本当なら今頃入浴でもしていたが今は違う。
誰?あの人たち、私の新しい家族ってどういうこと・・・?
走って家を出たせいか息切れが激しくなってきた。辺りを見回すが無我夢中で走っていたせいなのかここがどこかも分からない状態だった。
家に帰りたい
けど帰ったらあの人たちが居る
そう思って結局家に帰れずにいた。
一方そのころ・・・
「海空っ⁉あの子一体どこに・・・探しに行かないと・・・」
「春瑚、俺も探しに行く。凪は家で待ってて」
「ん、分かった」
両親による海空の捜索が始まった。
正直のところ、凪は海空の気持ちが心なしかわかっていた。
いきなり家に知らない人が居て・・・それを家族だと認めれられないよな
しかし凪はそんな事は口に出さず静かに本を開き、読み始めた・・・
◆◆◆
一体ここはどこなんだ・・・?
近くにあった電柱に目を向ける
まだ自分の住む地区の様だがここは見慣れない場所である
とりあえずはなるべく自分の進んできた場所に戻るようにして道を辿って行った。
「帰って…来た?」
奇跡的にも自宅にたどり着くことができたようだ。
ガチャ・・・
閉まっていると思っていた扉が開き少々驚きつつも海空は家に入った
「・・・」
リビングに恐る恐る入る、凪しか居ない様だ
一体両親はどこへ行ったのだろうという疑問を抱きながら凪にすっと視線を移した
「おかえり、海空」
続く
>>2
ティターニアさん!これ何か違うみたい?かもww何か他の人の小説の投稿の仕方となんか違うww
>>8
非表示にして見えなくなるのは自分だけだ
しかも一覧から消えるというだけの状況でリンクを貼れば普通にジャンプできるし通知も届く、シンプルに欠陥仕様だよな