【毎日小説投稿1日目】あの夏の天の川 第1話
この世は理不尽でくさっている。
そう思うのは、俺だけだろうか。
天川 星華(あまかわ せいか)は、入学したての高校1年生。
幼い頃、両親が離婚した。
今は、母と暮らしているが、母は、よく家から出ていきある程度日にちがたったら戻ってくる。
現在、母は、不在中。
あまりにも、帰りが遅いので母の部屋を覗くと・・・
「・・・は?・・・部屋のもんが全部・・・ねぇ・・・」
そこには、あったはずのたんすや、気持ち悪いほどカラフルな壁飾り、ふわっふわのマットなどが全てなくなっていた。
そして、部屋のど真ん中に、茶封筒が置いてあった。
「なんだ?この茶封筒。」
中を覗くと一通の手紙が入っていた。
内容は・・・
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星華へ
お母さんは、海外に住むことにしましたぁ~!😊
日本には、もう戻りません!😲
ということで、星華を一人にするわけにはいかないので(お母さんが捕まっちゃう💦)
知り合いの人の所に住んでねぇ~!😊
住所♡↓
○○市△△町 ○××‐△○○‐×□□
お母さんより♡
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「は?・・・やっぱり、この世は理不尽でくさってる。・・・どんな手紙かわくわくした自分を殴りてぇ。」
(てか、手紙の書き方気持ちわりぃ・・・まぁ行くか・・・)
30分後・・・
(住所どうりに来たけど・・・新しい家ってパン屋なのか・・・)
カランカラン
店のドアが開く音がした。
「どうしたんだい?こんな時間に。この時間は子供が出歩いてはいけない時間だよ?お家に帰りな?」
店のドアを開け、一番最初に出てきたのは、30代前半位の優しそうな人だった。
「・・・天川 星華です。母の天川 亜華美(あまかわ あけみ)から、話は伺ってると思います。」
「どーしたんだー?クルさん・・・てその子・・・」
「亜華美さんの子供らしい。・・・自己紹介が遅れたね。僕は、九瑠実 蓮(くるみ れん)よろしくね。」
「・・・俺も自己紹介が遅れた。紅兎 理玖(べにと りく)だ。よろしくな。」
ここのパン屋は、この2人でやっているらしい。
「クルさん。案内おねがいしていいか?」
「いいよ!星華くん、ついてきて。」
「はい。」
パン屋の奥にある扉を開けると、家が出てきた。名札には、紅兎 理玖さんの名前が書いてあった。
「今日から、ここが、君の家だよ。今日はもう、お風呂入って寝てね。家の中に家のつくりのメモがあるから、そこ見て、お風呂と自分の部屋の場所確認してね。」
「はい。・・・おやすみなさい。」
すごいですね!!!面白い…
今後どうなるんだろう
楽しみにしています…!
ええ…うま…
キャラの名前めっちゃ可愛いし、初めてとは思えないほど文才ある!!!
これからの展開楽しみにしてる〜!