[小説]未解決2

前回→https://tohyotalk.com/question/186313

モブが殺されます。

初心者が息抜きと自己満足で作ってます。

違和感しかないです。それでも良いという方どうぞ⤵

「被害者は大手資産家の古森哲也、男性、62歳。家族とは離れてここで一人暮らしをしていたそうだ。死亡時刻は、昨日5時前後。死因は刃物による刺殺。心臓を一突きで、他の外傷はなし。部屋は見ての通りめちゃくちゃではないが、少々荒らされている。ガイシャ以外の指紋及び、犯人に繋がる証拠はまだ一切見つかっていない。ただひとつを除いてな。」

そこで楷川は喋るのをやめた。そしてどこからかだした、ジップロックに包まれた１つの紙をこちらに渡した。

「『まずは一人目。世界を正しく揃えるための犠牲者はこれだけは終わらない。次の殺人現場にて犠牲者の共通点を見つける手掛かりを置いておく。感謝したまえ。殺人鬼fox 』？」

それを受け取り、声に出して読んで理解しようと思ったが何を言ってるのかよく分からない。

犠牲？正しく揃えるため？次の殺人現場？...は？

「次の殺人現場?!まだ続くのかよ...」

「殺人鬼fox、ね。」

驚いている俺の横で父さんが意味ありげに呟いた。父さんは色々な事件を解決してるから、もしかしたら加害者のよく分からないこの殺人鬼に見覚えがあるのかも知れない。

「父さん、このfox ?って言うやつを知っているんですか？」

そんな俺の質問に父さんは、ゆっくりと話した。。

「いや、このfox という殺人鬼は知らないよ。ただ、もしかしたら俺の知っている殺人鬼に関係があるかも知れないね。もう生きては無さそうだけど。」

殺人鬼。普通は殺した人を加害者とか言うのだが、あまりにやることがエグいと俺達は"殺人鬼"と呼ぶようにしている。しかし、最後の父さんの、生きては無さそうだけどとは一体どう言うことなんだろうか。突っ込むにも空気が空気で聞くことができず黙ってその予告状を見ていた。

そんな沈黙を破るように今まで黙っていた楷川が口を開いた。

「殺される前に、このアパートで停電が起きた。20～30分ほどの停電で原因不明。すぐに治ったのと最近何故か停電が起こりやすいため住民は疑問を持たなかったらしいから詳しくは覚えてないだとよ。呑気なこった。停電したら何もできないのに。こんな高級なところに住んでたらそりゃ呑気にもなるか？」

「そんなわけないだろ。僻むなよ。ボロアパートでも、高級なアパートでも住めれば一緒だ。」

と突っ込みを入れながらも、ない知恵ならぬない証拠を絞って今すべき事を頭の中をフル回転させて考える。

「あ、そうだ。ハルさん、防犯カメラ見せてもらえる？事件が起きる前と、その直後のアパートの出入りとこの階の防犯カメラ全部。」

「防犯カメラの映像なら、見れるとこあるから付いてこい。アパートの住民全員の名簿はその後確認で良いよな？」

そう言って俺と父さんは楷川の後ろについて行った。

ついて行ったその場所には、何人かの人溜まりができていた。

「こんなに人いたら確認するの最後になりそうだな。」

と思わず声に出したら、

「大丈夫だよ。ハルさんは上の人だから優先的に見させて貰えるし、そもそも彼らは防犯カメラの確認作業ではないみたいだよ。」

と父さんに言われた。

よくよく見ると、さっき楷川が見せた予告状を分析してるっぽい。同じ場所で固まるもんだからそう見えてしまった。しょうがないと自分に言い聞かせながら楷川がいつの間にか用意したパソコンで防犯カメラの映像を確認し始めた。

まずは、事件が起きる前のアパートの入り口を見ようとパソコンを操作した。

しばらく確認していて、怪しい人物はいないな...と思ったその時だった。

「何でコイツがいるんだ？」

見知った顔がアパートに入っていくのを見つけた。

急いで映像を止め拡大して見てもやはりアイツだった。

縁もゆかりもないアイツが何でこんなところに？

アイツは今の時間は学校にまだ残っている。理由を聞くため俺は父さんに事情を話し、そのまま足で学校へと急いだ。

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キリが良いので、今日はここまでにします。

後日また続きを投稿します。

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