神様。
男子が嫌いで、女子高を受けた。
いい人ぽっく、嫌われないように、一歩引いて。
言われ始めたのが「清楚」「聖女」とか綺麗なものばっかりで意味が分からなかった。
その言葉すらも嫌悪感を抱きそうな自分の前に天使が現れた。
本当に綺麗な子だった。
私に向けたわけではないその笑顔も。
他の人より細くて白い体も。
それでいて運動ができ、頭もいいという才能も。
それなのに声がとてもかっこいいって言うギャップも。
全部煌めいて見えて。
一瞬で虜になった。
この瞬間もその子を思ってる。
でも、やっぱり好きではなくて。
推しなんだと思う。
その子のためなら何でもできそうな気がして。
その子のためなら命を差し出すことだってできる。
でも、付き合いたいとか烏滸がましいこと思えない。
彼女が幸せになるために、私は彼女を守る騎士にだってなれる。
男の子に生まれたかった。
そうしたらきっと、こんなにもなりたいと叶うわけないと思っても、願わずに彼女を守る騎士になれたんだろう。
邪魔なんだ。
この体も。うざったいと思うこの感情も。
お願いです、神様。
私をこれ以上惨めにしないでください。
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