本当の事〜the truth〜 #2話
……篤史…篤史どこ行ったの?
探してるうちにひとつの文章を見つけた。メール専用パソコンに書いてあった。
『お前の弟は預かった!返してほしてりゃ、一億円用意しろ!』
って…馬鹿なのかな?一億円も用意できるわけ無いでしょうか。君のところはお金持ちだったのかな?あぁ、使い切って生活出来ないから、こういうことをしたのかな?ってか、やる相手間違ってない?まぁ、借金してるからさ、いつかは返してもらわないと駄目だけど。う〜ん。どうしよ?
【ピンポーン】
あっ、誰か来たわ。
「よっ!かなにぃと来たよ!」
「奏杜さんに、柊?何しに来たの?」
「いや、篤史君の危険の予感がしたからね。」
「?このことですか?」
『お前の弟は預かった!返してほしてりゃ、一億円用意しろ!』
と書いてあるメール専用パソコンを見せた。
そうしたら奏杜さんが、
「う〜ん。宝くじとかある?」
「はい?」
「ごめん巫山戯た。」
「巫山戯る場合じゃないんですよ。」
「そっかぁ……一億円…あるよ。」
「え?」
「かなにぃ?」
「奏杜さんって化け物だって?」
「いや、かなにぃは人間だよ?」
うん…
「貯金崩せばいける。」
「崩してくるね。」
えっちょ待って…って行っちゃった。
「奏杜さん…ズレてる?」
「たまにね。」
たまにずれるときの場合が、凄いズレ…って思ったが話さないでおこう。でも、一億円って100000000で、0が8個だよね……?ズレてるわ。
「一応言っとくけど、かなにぃ、ニ億円銀行に預けてあるから。」
「はぃぃ!?」
「冗談だよ。」
「心臓止まるわ。」
「止まんねぇよ。」
う〜ん。やっぱ嫌い。なんでこんなやつが幼馴染みなんだろ?
「今同じこと思ったろ?」
「「なんでこんなやつが、幼馴染みなんだろ?」」
「あら偶然。」
「おぅ。なんでだろな?」
「知らないわよ」
「一回言い争い終わろうか?」
「「!?!?!?!!!」」
「か、かなにぃ……びっくりさせんなさんなよぉ…」
「心臓喉から出るかと思ったわ。」
「フフッ。仲良いね。」
「「仲良くない!」」
「はい。一億円。」
えっと……
『一億円用意しました。』
『じゃあ、吹雪公園に来い。一人でな。』
『はい。』