〚小説〛×バツイチ× #3 猫が導いた先は

2 2022/07/11 15:09

前回のあらすじ:レオは、猫が導く方へと歩いていった。

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うわっ!

レオが指す方に行った。すると一瞬、意識が飛んだ。

いてて...ここはどこだ?

なんだか見慣れた景色...ってうちの近くじゃないか。

時計は3:30pm。

ん?昨日で選挙は終わったはずなのに。選挙の音楽が流れている。

昨日も見た子供,,,もしかして。いやそんなこと無いよね、、、

ドンッ!膝に思いっきりサッカーボールがぶつかった。

昨日もこんな事があったような、、、ってことはやっぱり、、、

昨日にタイムワープしている!?

たしかにそうだ。昨日もこの服の色のこんな顔の子にボールを当てられたし、レオが居ない。

所持金も8000円。昨日だ。

とりあえず家に戻ってみるか。

ガチャ。

「あら、おかえり。早かったのね。たっちゃんと遊んでたんじゃないの?」

たっちゃんとは、幼馴染の名前だ。

「あ、ああ。なんかお母さんが来て、今日は遊べなくなったらしい。」

適当に嘘をついた。

「遊ばないんだったら宿題やりなさい^^」

お母さんが笑顔で言った。

「...はい...」

昨日もやった宿題...まあ良いや。

スラスラ解ける。ガチャッとドアが開く音がした。

「おにいちゃーん遊ぼーよー」

コウだ。

「お兄ちゃんは勉強してるから向こう行って。」

「えーなんでよー。遊ぼーよ。」

そう言うと、僕から鉛筆を取り上げ、ノートに落書きし始めた。

「おい、ちょっやめろって!」

僕が頭を叩くと、コウは泣き出した。

「うわ~ん痛いよー。お母さーん」

「どうしたの!?」

お母さんが飛んできた。

「お兄ちゃんに意地悪なことされたー」

「俺の勉強の邪魔するから、一発殴った。」

「レオ!なんてことするの!」

なんでだよ。悪いのはこいつなのに。なんで俺だけ...ふざけんな!

こんな家、出ていってやる!

また、家出か。

そして、この前と同じように中華麺を食べ、猫を拾った。

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早くも第三話ですね〜りんとです。

今回は、主にレオが家出するまでのエピソードを書きました。

考察、ファンアート、ファンレターよろ。

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タグ: 〚小説〛 バツイチ #3猫

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