快晴の夜にまた◀第1話 (小説)
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主人公自己紹介とPrologです。↑
ブーブーブー、スマホのバイブレーションがなっている。
窓から見えるのは生き生きした緑と川蝉の水色の姿。
すぐ近くに河原があるので、水が反射してまぶしい。木々たちが幹を揺らす姿はずっと見ていられるぐらいに美しい。
そんな自然に恵まれた地域に住む紬は最高の幸運の持ち主なのかもしれない。
「う~ん、朝かぁ。急いで支度しなきゃ。」
紬は朝の木漏れ日を浴びながらベットを起き上がる。
私の名前は星乃紬。どこにでも居る凡人の女子高校生。
母「早く降りてきなさい!」
うるさいな、静かにしてないかな。私の母は変わっている。友達と遊ばせてくれない。
母の理想像は
勉強して、いい大学入って、いい会社に努めて、自分を楽にさせてもらうことらしい。
私の夢なんかこれっぽっちも考えてくれないことを私は知っている。
あれっもう、こんな時間じゃん。いそいでリビングへ向かった。
母「紬。早く朝ご飯食べちゃいなさい。」
紬「はーい。」
今日のご飯は目玉焼きトーストにヨーグルト、サラダだ。
紬の好物は目玉焼きトーストなのである。
トーストにがぶりと一口かじると、ぷっくり膨らんだ黄身の部分から黄身が出てくる。
つやのかかった。黄身はとても濃厚で美味しい。オーガニック素材のサラダは、
ドレッシングなしの生でいくのがとても最高だ。
濃厚な卵にさっぱりとするサラダの組み合わせがベリーマッチ。
しめにあるヨーグルトはプレーンで食べる。口直しに食べるのがおすすめ。
朝ご飯は私の幸せのひととき。すぐ食べ終わってしまうので悲しい。
歯磨きをして、登校。
紬「お母さん、行ってきます。」
笑顔で行ってきますというと気持ちがいいぐらいに微笑んでくれる。
気にしてないけど。登校も結構楽しい。七海美郷ちゃんって言うんだけど、
それがちょーおもろいの。天然でちょっと抜けてるけど。小学校からの腐れ縁(?)
退屈な日々だけど美郷が居ればなんとでもなる!って思ってるぐらい信頼してる。
美「おはよーこむぎ。」
紬「その呼び方やめてよね。」
美「可愛いいからいいので~す。」
紬「全く。そうだ、昨日のことなんだけどさ~~~~~~~~~~」
美「~~~~~~~~~~~~~~~~」
いろいろな会話が跳び跳ねる。学校につくのが早く感じてしまう。
紬「学校ついちゃったね。」
美「ねー」
紬「じゃあまた、帰りに。」
美「おけまるっ。」
モブ「みさとーはやくー」
美「呼ばれちゃったから行くね、じゃあーねー」
タッタッタッタε=┌(;・∀・)┘
行っちゃった。まあ美郷人気なんだよな。まじで困る。私と美郷はクラスが違う。
ましてや私は友達が多くはない。これから始まるのか~。
学校の憂鬱生活が。
一話はここまでになります。スクロールお疲れさまでした。終焉の方もよろしくお願い致します。