小説 「あの日の夢」第1話「消防車と男」
「「さようならー」」
~放課後~
「ゆづきちゃん~一緒に帰ろう!」
「いいよ~」
「今日さー1時間目のときの先生、がちおもしろかったよねー」
「それな~」
がたっ
「ねえ、志保ちゃん?」
「なに~?」
「今、物音聞こえなかった?」
「気のせいじゃない?」
「そーだよね」
(でも確かに聞こえたんだよな。気のせいか)
「ゆづきちゃん?」
「ん?」
志保ちゃんが私に近寄り小声で話してくる。
「噂なんだけど、、消防車に乗った男の人が、私たちぐらいの年の子にスリーサイズ聞いてきたんだって」
「え~きもっW」
「それなっWゆづきちゃんも、気を付けてねー。ばいばーい!」
「ばいばーい!」
(今日は夜塾だし近道して帰ろ。ん?あんなところに消防車?もしかして、、、そんなわけないよねー)
私は、消防車の前を通った。その瞬間、消防車の中から男の人が出てきた。そして私に話しかけてきた。
「あの~すみません。お聞きしたいことがあるんですけど。」
「は、はい。」
「スリーサイズを教えてもらっていいですか?あなた胸けっこう大きそうですしCぐらいですかね?」
(めっちゃ直球でくるじゃん。ぎゃくに尊敬するわ!でもきもい、、)
「あのーなんで教えなきゃいけないんですか?」
「あー。今の中学生事故が多くて助けるときに関係するんですよね。あ、分からないのであれば、今、服を脱いでください。僕がはかりますよ。」
(いや、絶対関係ないだろ。てか、どさくさにまぎれてお前がスリーサイズはかるな)
「すみません。急いでいるのでさようなら」
私は急いで逃げた。そのときに、何か男の人が言っていたような気がするけどまあいっか
「ざんねんだなー#$*"#そった@:"!%がないか」