国語の成績を上げる1つの方法
国語の勉強法を、たいていの先生は教えてくれません。
語彙力を身につけるだけ
端的に言えば国語は語彙力を身につけるだけで成績が伸びます。そもそも国語という教科は日本語で書かれた文章を読んで問いに答える教科です。社会や英語のように何かを暗記しなければならない教科ではありません。しかし国語が苦手な人は一定数います。日本語で書かれた文章が理解できない理由は文法か単語のどちらかなのですが、日本人なので文法は問題ないでしょう。原因は単語、すなわち語彙力だということになります。
語彙力を身に着ける方法
語彙力を身につける方法は1つです。分からない言葉に出会ったら逐一調べて意味や使い方を確認する、これです。文脈から意味を推測できたとしてもさぼらず調べましょう。推測が間違っていたら大問題です。余裕があれば類義語も調べましょう。「○○ 類義語」でググれば一発です。よく「本を読めば国語が得意になる!」と言われているのは、読書が私たちに「分からない言葉」に出会う機会を与えてくれるからなのです。分からない言葉が多ければ多いほど調べる機会も増えるので自然と語彙力が身についていきます。
試験問題の例
中央大学の入試問題より一部改変
「弱肉強食の論理で連帯するというのはそもそも言語矛盾であり、そこには充分に個人化された無力な個人があるばかりであった。」
「弱肉強食」「資本主義」「連帯経済」「囚人のジレンマ」「個人化」という単語をよく知っている人にとっては上の文も難なく理解できるはずですが、そうでない人にとっては良く分からない文章だと思います。「連帯経済」と「囚人のジレンマ」という単語を調べて、70~80%くらい理解できたと思ったら上の文を読み直してみてください。おそらく最初に読んだときよりも理解できるはずです。
国語の勉強に留まらない
言葉を知っているということは言葉の表す概念を理解しているのと同じなので、論理的思考力や知識量も語彙力に付随してきます。また、語彙力のある人は伝えたいことがらを正確に言葉にできるので仕事もスムーズにこなせますし、人間関係も上手くいきやすいのです。
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