『小説』本音を言える君が、、

2 2023/04/09 15:30

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「美香、ノート写させて」

はぁ、また来たよ

「いいよ」

宿題くらい自分でやってこいよ

人を都合よく使うな

「明日もやってきてね〜」

っと、平凡な生活のために心にしまっておこうね自分

ガラッ

「あ、凪島!髪の毛の色、校則違反!明日から変えてきて!」

この人は、校則を破って髪染めてるんだけど

「青好きな色だから」

って言い張って辞めようとしない

なぜかこの人を見てるとモヤモヤする

なんでだろう?

キーンコーンカーンコーン

結局今日も一人でお弁当か、

「となりいい?」

「凪島!注意されてるくせにさぁ、まぁいいよ」

一人弁当じゃなくなるし

沈黙

そして凪島が見つめてくる

「ねぇ、さっきからなに?」

「いや、花野ってさ、周りに合わせてんなぁって」

何言ってるの?

「学校は集団行動が基本、誰かが我儘ならみんなが迷惑するじゃん」

そう、私の意見はしまっておけばいい

「じゃあ、今朝宿題を見せてたのは自分の意思で見せたのか?」

「そ、それは、」

自分が頑張ったのを努力せず写されるのは嫌だ

「な?違うだろ?」

所詮私はいじめられっ子に過ぎない

あの子達に宿題見せないと暴力振られる

だからこそ、自分の意思を言える凪島が羨ましい

「凪島は自分の意見つきとうせてんじゃん、私みたいに言えない状況じゃないあんたにそういうの言われるとむかつく!」

「やっぱりな、いじめられてんだろ」

っ、

「大丈夫だ!いじめを見過ごすほど俺は弱くない、必ず助けてやる」

「美香、ノート見せて」

だめだ、弱気でいたら私はだだのいいなりでしかない

「見せない、宿題は自分でやるものでしょ?」

「はぁ、そんな偉そうな態度でいいの?ほら、」

ドン!

「うっ!」

転ばされて頭を踏まれている

弱いから、だめだって分かってるのに体が逆らえないの

ガラッ

「撮ったからな!」

あっ、この声は、

「たす、け、て」

すると

「チッ、覚えとけ凪島!」

そういっていじめっ子たちは立ち去っていった

「花野!大丈夫か!?」

「う、うん」

私達は保健室に行って怪我の手当てをして先生に証拠を提出していじめを告発した

すぐさまうわさは広がり居場所を無くしたいじめっ子達はそれぞれ転校していった

そして私は

“放課後校舎裏に来てください“

凪島を呼び出した

「ど、どうした?」

すぅ

一呼吸して

「好きです!」

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