僕たちの世界へようこそ！【39】

➖我儘と正論？➖

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「それでお前は前を向いていなかったんだろう。そのお陰で軽くナイフを投げだつもりが私の足辺りに刺さった。」

店長「操られてる……」

ﾚﾓﾝ「あの時の、子か…。」

「それで私は運悪く血液のよく通る部分に刺さって大量出血して。あの後手術をしたらしいが、血液不足で死んだと。」

ｺｰﾌｧｰ「カワイソーな人生。アンタはそれを避けれなかったのか？さっきの能力的には避けれると思うが。」

「避けようとしたさ。だがあんな人混みで避けたら後ろにも被害がある。黙って刺されるしかなかった。」

ﾚﾓﾝ「うん、僕殺人鬼だよ。そうだね、君を殺したのも僕。その後大量の人から逃げたよ。」

《えｯｯｯぐ。なんで逃げたんだ？》

店長「は、なんで逃げたん」

ﾚﾓﾝ「僕の評価が下がってるのは元々知ってた。でもこれ以上下げたくなくて。いつか私の周り居なくなっちゃうんじゃないかって。

1人攻めてた。なんであの時君を刺してしまったのだろうか。なんで私如きがヘラヘラしてんだって。」

「殺人鬼に集まるのは罪悪感だけ。人なんて寄ってこないことなんて分かってる癖になんで夢をみる。」

ﾚﾓﾝ「まだ、自分には希望があるんじゃないかって夢を見てたんです。それだけで精一杯だった。

どうしてもその現実に行きたくなくて。体に毒だって入れたよ。死にたい時もあったけどさ。」

《口を開いてはこの子長々と喋るやん……》

「それはただの我儘だろ。そうやって自分を棚に上げるから人を殺したんだ。いい加減少しは学習しろ」

ﾚﾓﾝ「我儘なのは知ってます…、今もこの自分が大嫌いで、いつの間にか目の前が真っ暗になって…」

店長「あはは。れもんってそういう子だったんだね」

ｺｰﾌｧｰ「うーん、お前キモい。」

ﾚﾓﾝ「分かってますので話に入ってこないでください。」

「真っ暗になったらどうすればいいか考えればいいだろう？なんで思いつかない。」

ﾚﾓﾝ「え、っと……。」

「なんですぐ答えられない。それはお前が自分自身を許しているからだろ。」

ﾚﾓﾝ「…すいません。」

「この話を聞いて思った。お前も死ねばいいじゃないかってな。」ｷﾗｯ

赤いナイフを創り出した。

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次から戦闘！！