アニメ『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』はおもしろい?つまらない?
ここまで見てきたけど正直見せ場がないというか演出的な盛り上がりに欠ける感じがしてあまり思い出に残ってない
フロストノヴァ私に勝てたら仲間になる宣言、からの命使い果たす自滅技ってアホなの???
バカらしくて見てられんしロドス側も何を真剣に相手してんのかって全部おままごとに見えてくるわ
お馬鹿ちゃんどもが軽々しく感染とか差別とかシビアな話題扱ってんなよ
全話視聴
ゲームは知らん
端的に、説明不足
世界観、設定については確かに1期でさらっとだが説明はあったと思う
人類が、利便と害悪の諸刃の剣である鉱物の「源石」に依存してしまっている事
(ウラン的な位置付けか)
なぜか甚大な災害が起こり、その被災地には源石が生じる事
それらの惨事を引き起こすのは源石が原因かもしれないと言われている事
その大惨事はある程度予測可能な事
それ故、災厄回避のために移動可能な都市が造られ、災害が予測されるとコロニーとして丸ごと移動する対処が採られている事
だが、その動力源は源石で、結局、根本的な解決にはならないジレンマを人類は抱えている事
など、1期の前半にホントにさらっとだけ説明された記憶がある
ただ、この2期においては全く説明が無かったと思う
放送枠が1期も2期も共に8話ずつと、少ないのもあろうが、流石にこれでは付いて来てもらえない
うっすらとでもいいから現状認識を視聴者に確認させるような描写を複数回設けるのは、原作シナリオが複雑なら尚更必要かと
wikiで製作の意図なり経緯を確認したが、ゲーム未体験の新規でも理解できるようにする事、ゲームメディアへの誘導で終わるのではなく、あくまでアニメはそれ単体で話をまとめる事、などと決めたらしいが、見た限りだとどちらも実行出来ているとは世辞にも言えない
ゲームユーザーが作品の世界観を違う形で楽しむ為だけのものにしか映らない
そもそもの世界観設定だが、「どの国にも属さない企業」というロドスアイランドの位置付けは理解しづらい
この世界には国民国家が存在するのだから、その徴税と庇護の頸木から逃れる存在とする為には、研究者有志のNGOやNPO、(作品内では描かれていないが)国連におけるWHOのような衛生ディヴィジョン的な存在であるべき
まして一営利企業なのに義勇兵然とした用心棒を白昼堂々戦闘に駆り出し、平気で人死に関与させる…
その主な敵対組織であるレユニオンムーブメントの方が、鉱石病罹患者への差別反対を標榜する結成経緯を考えると、余程まともな組織に思えてきてしまう
いくら訴えても差別は解消されず、製薬会社も利益にならない予防薬、罹患初期段階の治療薬は開発したがらないまま(という設定らしい)
それ故、義憤は募り、タルラが指導者となるや暴力的実力行使も辞さない過激派的色彩を帯びていく
この組織の方がよっぽど実際の歴史上さもありなんといった体で、同情を寄せられる存在に映る
そもそもロドスは現時点で鉱石病に関する研究成果では世界随一
さらに国、企業、団体問わず、多種多様な組織と人材交流を盛んに行っているのだから、作品中で言及されないが、当然、清濁併せ呑んだコネクションも、それ故のロビイングの実効力も有しているはず
しかも、いざとなればテーブルの下の握り拳である実力組織も有する、もはや都市国家
そんな「持つ者」であるロドスが、技術的には劣る他の製薬会社も、(存在する設定であるならば)国際機関も纏める動きも見せず、根本的治療への意見一致に尽力していない(今のところ描写無し)
もたもたしてる間に「持たざる者」であったレユニオンは怒り心頭、軍事力を強化
自分にはこちらの方がベルバラ最終回で革命に賛同し実力行使に加わった下層民に見える
持つ者が持たざる者にノブレスオブリージュを実践しなかった、未必の故意、怠慢の果ての、世界中でのテロ戦争常態化
なので、アーミヤにもドクターにも、イミフ組織のロドスにも正当性が見出せない
そもそも大なり小なり、統治機構設定がガバ過ぎるので、話が成立しない
これは中国アニメだからではなく、日本アニメも全く同じ
水星の魔女ではとうとう需要に合わせて、政治家や官僚が殆ど登場しなくなってしまった
なので、ケモ耳美少女達がが絶望ごっこ、お涙頂戴ごっこをしながらドンパチ派手に殺し合う、セカイ系みたいな雰囲気アニメで通す方がマネタイズ的には理に適っているのかもしれん
3期やると発表されたらしいが「詳細はネットで調べてくれ」ありきの、これまでの投げっぱ製作姿勢は評価に値せず
それを重複するなら駄作確定
そもそも1期の構成からして今さらリカバリーできる展開ではなくなっている
記憶喪失のポンコツドクターもずっとアーミヤら前線に金魚の糞としてくっ付いて来るだけで軍師の欠片もない
銀英伝のヤンどころかMIXの原田って…
悪ふざけが過ぎる
だいたい前線の汚れ仕事なんて知財豊富な製薬メーカーがやる訳ない
水戸黄門か
例え年少の棄民保護が目的であっても、当該地の公安当局に任せる以外に無い
唯一良かったのはED曲のブラスアレンジくらい
敢えて2番を放送用に充てたんだろうが、静謐な印象で悪くなかった
ただフル尺で聴くと、1番は冒頭のチョッパー部分は惹かれるが、それ以外は媚び過ぎのキャッチーさでイマイチ
2番は王道的な1番アレンジからやや外した聴かせ方なので、うまい具合に大人びたブラスアレンジになってて良かったところ
テレビ放送版はやや目立たせてくれたのか、メロディックなベースラインもそこそこ聴き取れた
が、フル尺終盤の締めの辺りは同じフレーズのループばかりでウンザリ
アレンジも工夫が無く平板で退屈
総じて、及第点以下の評価
OP曲はAメロアレンジだけは少し気に掛かった程度
劇伴は空気
作画は、人物はやや雑
エフェクトも雑
衣装のAラインアノラックパーカーは幾つかあったが可愛かったと思う
背景はCGだろうが良かった
それくらい
3期巻き返す気があるんなら本気を見せて欲しい
汗をかくべき所は衒学的なサブタイトルを考える事ではなく、人と組織を愚直に描く事である

