【小説】元ヤン姫と反社王子 第一話 『大好き‘‘だった”人。』
⚠ATTENTION⚠
・モブ虎ありの半虎です。地雷の方は絶対に見ないで下さい。
・🔞で、過激なエログロシーンがほとんどです。苦手な方は、絶対に見ないで下さい。
・とにかく何でも有りの方以外は絶対に見ないで下さい。
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2XXX年 9月16日
王家、羽宮家に男が産まれた。
「困ったなぁ。5人居る子供は全員男だったから、6人目は女が欲しかったのに」
「まあまあ、18歳になったら性転換手術を施せるんだから、18まで待てば良いじゃない?」
「そうしよう。じゃあ、名前は……、
‘‘一虎”にしよう。」
「一虎!?それじゃあ完全に男の子の名前じゃない!18になったら性転換させるんだから、女の子も男の子も使える名前が良いじゃない!」
「まあまあ、18になったら一虎の虎を音読みの‘‘コ”と読ませて、一虎(カズコ)とでも名乗らせれば良いじゃないか。」
「・・・分かったわよ。」
─18年後─
パチ...
「ん...?どこだ、ここ...?ってかなんで女の体なんだよっ!?」
「おはよう一虎。今日からあなたは女性よ。一虎(カズトラ)じゃなくて一虎(カズコ)と名乗りなさい。」
「えっ!?でも...、」
「これは王様からの命令よ!」
「つっ...、くそ!」
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「今日は王族貴族が結婚相手を見付ける婚活舞踏会の日だ」
「良い男を捕まえて来て頂戴ね」
「・・・・・・はい。」
何が婚活舞踏会だ、気持ち悪ぃ。結婚なんてするもんか。舞踏会が終わったら、隣の国まで逃げてやるよ。
会場は、沢山の門番に囲まれた大きなホテルのような城だった。
「姫ですね。どうぞお通り下さい。」
会場の部屋のドアを開ける。
「・・・えっ!?」
嘘...だろ?
なんで君が居るんだ?俺のことを裏切った君。大好きだった君。愛してた君。
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ボコッ、ドガッ
「グハッ!」
辺りに血飛沫が飛ぶ。
「もう...やめ、」
「お前がいけねぇ~んだろ」
俺が気に入らない使用人を路地裏でタコ殴りにしている時だった。
「ばはっ❤いぃ~ねぇ~❤」
君に出逢ったのは。
「お前、暴走族興味無ぇ?」
君に恋したのは。
「お前気に入った!暴走族興味ある!入る!」
「ばはっ...❤誰に口聞いてんだか(笑)」
出逢ってからすぐ、大好きになった。その瞬間からもう、ゾッコンだった。
「好きです。」
俺は思い切って告白をした。君の部屋に行って、その帰り際だった。
「・・・・・・」
「半間君?」
寝ないで考えたんだ、昨日。盛大にプロポーズした方がいいか。同性同士なので引かれないか。考えたんだ、ずっと考えたんだ。無理でも良い、キモくていい。だから何か返して欲しい。
ドサッ
「うわっ!えっ...、半間君!?」
君は俺を勢い良くベッドに押し倒した。
その日から、俺は君に毎日犯された。でもそれは嫌どころかとても嬉しくて、とても気持ち良かった。
毎日2人でザーメンまみれになって、でも外での関係は変わらなくて、強い暴走族を倒して、勢力を拡大して、そいつらから奪い盗った金で旨い物を食って・・・・・・、
でも、どれだけ二人で日を重ねても、どれだけ二人でザーメンまみれになっても、あの日の告白の返事が返ってくることは無かった。
────────────────────
11月31日、今日は因縁の相手、東京卍會との決戦日だった。決戦中に、君から一本の電話が入った。
「場地圭介はお前を裏切った。場地圭介を殺せ。」
場地圭介は俺の幼馴染だった。でも、大好きな君が言うんだから。殺さないと。もう怖くは無い。1・2・3で場地の急所に鋭く尖ったナイフを突き刺した。
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「一緒に自首しよう?ねぇ、待ってよ!」
決戦が終わり、警察が来て、皆が帰って行く中、俺だけが君と一緒に自首しようと想って、去っていく君の背中を一生懸命血だらけの手で追いかけていた。
「ばはっ、だりぃ~❤」
ドガッ
「きゃあっ!」
「じゃ~なぁ、一虎❤」
結局俺は家の力で捕まらずに済んだのだったが、その後もずっと君の事ばかり考えていた。
そんな君が、今目の前に居る。
大好き“だった”君。
愛してた君。
“半間君”。
「・・・・・・さん、
そこのお嬢さん!」
「あっ...、はい?」
「僕と一緒に踊りませんか?❤」
知らない男性が笑顔で話し掛けて来る。
「すみません...無理です。」
「なんでよ」
その男性は、無理矢理俺の腕を握り締めてきた。
「や...めて、誰か...助けて!」
「そちらの女性から手を離して下さい」
助けにきたのは半間君だった。
良かった。俺の事、ちゃんと忘れてくれてたんだ。
「・・・・・・チッ。」
「あの...、有り難う御座います!」
「姫、私と踊りませんか?」
君の手が差し出される。
「はい・・・・・・❤」
そして回転したので踊るのかと思えば、カーテン裏の暗い部屋に押し込まれ、強く壁ドンされた。
「えっ!?」
「お前...、」
身体全体から、大量の汗が噴き出して来る。
「一虎だよなぁ?」
君の手が、俺の身体に触れる。
静かで暗い空間に君と二人、カーテンから差し込む微かな照明の光と人々の笑い声に包まれながら。
─続─
>>1
すごいですね!!
一虎と半間のちょっと歪んだ恋物語ですね( ̄▽ ̄)
東リベでは芭流覇羅での仲間的な二人でしたが
それを恋関係にして東リベ自体のお話に合わせてるのすごいと思います!!
こう言う小説とか書くのって語彙力必要ですよね!
次の話楽しみにしてます!!