【小説総選挙小説部門】透明な

8 2024/06/02 16:35

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/動いてる?/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「どうしてだろう。」

「なんでだろう。」

街の住民が疑問に思う。

              なんでかって?

それは、誰にも見えずに殺人事件がおきているからだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/恐怖/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

学校に行く途中、ポスターを見かけた。

ポスターの中の文章は「⚠連続殺人事件多発中⚠」「自分の体の周りを覆ってください。」と、かいてあった。

僕は不意に思った。

なぜならば、この街では、たくさんの連続殺人事件が起きているのに、なぜ、「自分の体の周りを覆ってください。」と、わざわざかくのかと。

でも、僕は気づいた。

街の住民が疑問に思っていたことについて、僕は、みんな、「見えないものが体に刺さっているそうだ…」と言っていた。

つまり、凶器は、見えないものだから、体の周りを覆って、厚くして守る。そういうことだと思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/見えない/疑問/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あのポスターの意味がわかった。

でも、また、1つ疑問ができた。

凶器は゛見えないもの゛だということに。

凶器はすべて見えなくなる。そうなってしまうと、犯人が凶器を持っているから、犯人まで透明化してしまう。

それはとても危険なことだ。

僕は、それを知って、急に歩くことが怖くなった。危機感を持った。

犯人からしたら、いつ、どこでも、僕を殺すことができる。そんな状態になっているんだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/目撃/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

学校が終わり、帰り道のことだった。

           見かけてしまった

僕の通学路は、誰も近寄らない、幽霊でそうな曲がり角がある。

その曲がり角で、見てしまった。

そう。見えない凶器が、人を刺しているのを。

僕は冷や汗をかいた。僕も刺されるかもって思って。

でも、完璧に判明したことがある。

それは、本当に、゛見えない凶器がある゛ということが。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/犯人/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

怖くて怖くて、僕はとっさに走り帰った。

僕は考えた。

「犯人は誰なんだろう。」

不思議に思った。

犯人が捕まればいいのに。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/最後/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一日経った今日。

僕の心情は昨日のことから変わった。

「よし。今日はしっかり対策して、見えない凶器から逃げよう。」

そう、心構えをした。

そして、ドアを開けた。

             「え?」

ナイフが浮いていた。

血がついていた。

そして、

ザクッ

僕はこのまま意識を失った。

でも、僕がみた光景はから疑問が浮かんだ。

あのとき、あのナイフは誰も持っていなかった。

ただ、浮いていただけだった。

             「じゃあ、犯人は人間じゃなくて、凶器なの?」

僕が見たことからは、そう思われる。

でも、そんなはずがない。

僕はこのまま意識を失っていったのであった。

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タグ: 小説 選手権小説部門 透明

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アニメとゲーム2024/06/02 16:35:15 [通報] [非表示] フォローする
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お〜

面白そう!!


>>1
うん!!


長文ですが、呼んでもらえるとうれしいです。


あー、ちょっとこういう疑問も残しつつの終わり方ね、

面白かった


>>4
そうなんよ。


6: 綾ちゃん @tumugi2024/06/03 01:27:39 通報 非表示

プロだなあ、、すごい、、面白かったよ!(≧▽≦)


>>6
ありがと〜!


よすぎやんけ


>>8
ありがと〜!

ん?推しが岡山…?一言が岡山…?


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