小説 『みえない友達』 2話
目を開けると、石が消えていた。そして、私にそっくりの女の子が立っていた。そっくりではない、私と同じだ。怖くなって部屋を出ようとしたら、急に女の子が私に抱きついてきた。
「会いたかったよ~!!」
「誰!誰!誰!」
「瑠奈の守友霊だよ!」
何を言っているか全く分からなかった。
「何で私の名前知ってるの?!守友霊って何?!」
「だって、瑠奈の守友霊だからだよ!守友霊っていうのは、その人のことを一生守る友達だよ♪」
いつの間にそんな霊がついていたのか。今度除霊でもしてこようか。けど、私を守ってくれるなら除霊しない方が良いのか?
「これからよろしくね♪」
私はなんと言えば良いか分からず黙り込んでしまった。
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