隣の席の猫山さん2

3 2025/11/23 06:41

僕は【笹山 犬太】。中学が終わり晴れて僕も高校生!高校生になり初めて出来た友達の【猫山 鈴】。とても綺麗ですごい魅力がある。(らしい)

「はーい、みんな席につけ」

先生が教室に入ってきた。騒がしかった教室は静まり返る。

「せんせー!まずは自己紹介からですよね?」

ヤンチャそうな人が手を上げて言う。先生は頷き

「あぁ、自己紹介が終わったら教科書やプリント類を配るから」

と言う。自己紹介かぁ。少し緊張するなぁ。みんなが自己紹介をしていく中で僕はガッチガチに緊張していた。すずはどうだろ?大丈夫かな。僕はチラッとすずを見てみると何故か嫌そうな顔をしていた。緊張...してるのかな?どんどん僕の番が近づいてくる。よし、次は僕だ。

「僕は笹山犬太です。好きに呼んでください」

第一印象が肝心なのに大丈夫だっただろうか。考えていくうちに自己紹介が進んでいく。次はあのやんちゃな子だ。

「次は俺だよね?俺は【成瀬 虎太】!こーたって呼んでね!」

少し怖い。あんまり関わらないようにしておこう。僕は少し縮こまるとすずがガタッと立ち上がる。

「...猫山鈴。苗字で呼んでください」

それだけ言うとすずは席についた。教室がざわめく。めっちゃかわいいとか調子乗ってるとか...ってあれ?苗字で呼んでくださいって名前で読んでるけどいいのかな?

『それから少しして...』

お、重い。先生は大量の教科書とプリントを配った。そのせいでリュックはパンパンに膨らんでいる。僕はいっぱいになったリュックを背負い家に帰るところだ。隣ではすずも滝のような汗をかきながら歩いている。家の方向が同じだからと一緒に帰ったのだ。

「お、重い。」

「重た〜い」

二人して汗をかきながら帰る。僕は家のアイスを目指し一生懸命踏ん張る。僕がノソノソと歩いているとすずが

「あっ」

と声を漏らした。すずを見ると僕のお向かいさんを指さして

「ここ私の家なんだ。またね」

と言った。僕のお向かいさんだったなんて、こんな綺麗な子がいれば忘れないと思うんだけど。

「奇遇だね、僕の家のお向かいさんじゃないか」

「そうだったんだ。通りで見たことがあるなって思ったよ」

「そうなんだ。僕はあんまり見たことはなかったと思うけど...」

「家がお向かいさんなら今度から一緒に学校行かない?返事待ってるね!」

すずは僕が答えるまもなく家に帰っていった。僕は暑さで倒れそうになりながら家に入ると妹の【笹山 衣兎】が顔を見せた。

「おかえり、兄ちゃん。雪見だいふくはもう無いよ」

衣兎はそう言ってまた引っ込んでいった。奥から母が鼻歌を歌っているのが聞こえる。俺に気付くと

「アイス買っておいたから食べな」

と優しく微笑んだ。僕はリュックをドサッと置いてリビングに走った。

続く

いいねを贈ろう
いいね
3
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ:

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2025/11/23 06:41:05 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
画像・吹き出し
タグ:

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する