チェンソーマン デンジ×レゼ(学パロ)題名『傘』後編
⚠️前編https://tohyotalk.com/question/808292あくまで学パロです。少し💋シーンがあります(恥…苦手な方はご了承を_(._.)_
狭いビニール傘の下。
肩が触れ合うほどの距離で、二人は歩き出した。雨が傘を叩く音は激しいはずなのに、二人の間には不思議なほど穏やかで、少しだけ特別な時間が流れていた。
デンジはレゼの左肩が少し傘からはみ出しているのに気づき、
「……もっとこっち寄れよ」とぶっきらぼうに言った。
レゼは「はは、ありがと」
と小さく笑って、素直にデンジに寄り添う。
「なあ、お前……なんで俺のこと誘ったんだよ」
デンジは照れ隠しに、わざと不機嫌そうな声で尋ねる。
レゼはデンジの顔を見上げて、悪戯っぽく微笑んだ。
「一人で早く帰るより、二人でゆっくり帰る方が……雨の日も悪くないかなって思ったから」
その言葉に、デンジの心臓はさらに大きく跳ねた。
「……つーか、むしろ、このまま雨、止まんなきゃいいのにって……ちょっと思った…」
勢い任せに本音を吐き出したデンジは、顔を真っ赤にして俯いた。やってしまった、と後悔し始めた。
レゼは目を見開きこう言った。
「……私も。私も、今だけはそう思ってるよ。デンジ君」
湿った空気の中に混じるレゼのシャンプーの香りが、デンジの理性をかき乱していく。そのまましばらく歩くと、二人は古い高架下に差し掛かった。そこは雨音が反響してゴロゴロと低い音を立て、街灯も届かない暗がりだった。
不意に、レゼが足を止めた。
「……ねえ、デンジ君。私、今から下手な嘘、ついていい?」
「はあ? 嘘って、なん――」
言い終える前に、レゼの冷たい指先がデンジの頬に触れた。そのまま吸い寄せられるように、彼女の顔が近づいてくる。
デンジの思考は真っ白になった。
次の瞬間、重なり合った唇は雨に濡れて少し冷たかったけれど、そこから伝わる熱量は火傷しそうなほどに熱かった。
心臓の音が、傘を叩く雨音よりも激しく響く。
数秒、あるいは永遠のようにも感じられた時間の後、レゼはゆっくりと唇を離した。
「……今の、嘘。本当はデンジ君のことなんて、なんとも思ってないよ」
そう言って微笑むレゼの瞳は、言葉とは裏腹に、隠しきれない恋心で潤んでいた。
デンジは何も言えなかった。傘が傾き、二人の背中に容赦なく雨が降り注ぐが、そんなことはどうでもよかった。
「……そんな下手な嘘、信じられるわけねぇだろ」
激しさを増す雨の音さえ、今の二人には二人だけの世界を祝福する心地よいメロディのように聞こえていた。
〜〜終わり〜〜
ギリギリセーフ…一線は越えてない
長期休み前に💋する話書けて良かったです‼️
やっぱデンレゼは尊い…
感想・アドバイス・リクエストお願いします🙏
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