新訳幻想異邦伝、小野塚小町の憂鬱
幻想郷に入ってくるのは、忘れられたものと、お酒でベロベロに酔ってる登山客、あるいは八雲紫が招き入れたもの。
ここで暮らすか否かの窓口も、博麗の巫女がやらねばならない。
「写真撮るのはいいけど、なんか少しづつ薄くなるわよ?」
元の場所に戻すまでの間に写真を撮って帰りたがる者がいる。
「その文鎮そうやって使うのね‥」
「これスマホですよ、霊夢さん」
外では文鎮一つであらゆることを済ませられるらしい。
時々境界が見えて、大結界を通れる者もいる。
「山に入らないでください、死にます」
こういう看板を立てておかないと、外からきたルーミアの犠牲者が増えて、小野塚小町からクレームが来る。
「参拝用ロープウェイはあちらになります、この場所以外から山に入らないでください、食べられますよ!」
平太も対応に出ていた。
「クマか何か出るの?」
「妖怪が皆さんを食べます、油断してると危険ですよ!」
「ママ〜!」
女の子が座り込んでいた。
「君、どこからきたの?」
「わかんない‥」
親と逸れて結界を通ってきたのか?
「子供は霊感あるからなぁ‥」
「ママがくるまで俺と居ようか…」
白玉楼は広いので、子供の一人や二人、増えたところで問題ない。
「幽々子様〜、妖夢お姉ちゃん〜!」
申し訳ないが稽古に出なければならないので‥
「ここにいてね」
今日も人間離れした強さの、人間ではないのだけれど、師匠に稽古をつけてもらう。
「やああ!」
寸止めで一発。
「動きよくなってますよ!」
「押忍!」
剣の道は果てしない、妹も最近通い出した。
「真剣での立ち合い、命のやりとりですね‥」
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