【続編】桜の木の下で...
凪くんに会えない私の毎日はとてもつまらないものだった。そしてやっと春が来た。
風花「凪くん‼‼」
凪「風花、ずっと待っててくれたんだ。ありがとう。」
風花「私、凪くんがいないとやっぱり無理。」
凪「嬉しいな。」
風花「ねぇ凪くん。私寂しかった…。」
凪「ごめんね。でも、桜が咲いている間は僕ずっといられるから。いつでもここにおいで。」
風花「うん!ありがとう。」
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風花「凪くん!彼氏できたの!」
凪「良かったね!」
風花「彼氏ね、優しくて、かっこよくて…」
凪「うん、うん。」
風花「そろそろ彼氏と約束あるから帰るね~!」
凪「気を付けてね~!」
僕は風花から彼氏の話を聞いていて胸がズキズキ痛んだ。これは何なんだろう…。
蓮「それ、恋じゃない?」
こいつの名前は菊池 蓮。秋に木の下にいる僕と同じような奴だ。
凪「こ、恋…‼」
蓮「そんなあわてるなよ。」
凪「え、だって、、、、、」
蓮「風花とかいう子が好きなんだろ。アプローチすればいいじゃん。」
凪「でも、、どうやって…」
蓮「んー好意を伝えてみたりしたらどう?」
凪「じゃあ明日やってみるわ」
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凪「風花まだかな~」
風花「凪くん~」
凪「おかえり。」
風花「凪くん、嘘の告白だったみたい…(泣)」
凪「俺だったら傷つけないのに…」
風花「凪くん…私もう無理かも…。凪くん以外男の人誰も信じられない…」
凪「俺は風花のこと傷つけないし、一生守るのに、、」
風花「凪くん、、好きだよ、、」
凪「え、、、、」
風花「私と付き合って。」
やばい死にそう…。風花本気なのかな?木の上からなんか声がする。
蓮「頑張れ!凪!」
凪「風花、、、本気で僕と付き合いたいの?」
風花「付き合いたいよ。ずっと好きだもん。」
凪「お願いします!」
風花「やった!」
蓮「凪、告白はしてないけど頑張ったな!」
凪「僕と付き合ったら他の人と付き合ってるみたいにいろんな所行けないよ?」
風花「それでもいいの。私は優しくてあったかい凪くんが大好きだから」
凪「僕も大好き。桜が咲いてるときしか会えないけど、たまには木の下に来てね。僕がいるかもしれないよ」
風花「うん!毎日行くね」