学校1の美少女がなんの取り柄もない俺に一目惚れ!? ラブコメ小説 #4 優梨奈視点(後)&光一郎視点 通学路

11 2021/10/25 23:52

思ってもみなかった。

男子に興味の無かった私が、普通の男子生徒の顔を一目見ただけで…

一目惚れするなんて。

「なんて言う人だったっけ。」

あまり目立たない人だからか、私も名前を知らない。

ベッドに寝転がってスマホをいじりながら独り言を言う。

スマホの某メッセージアプリを開いても、その男子生徒の連絡先があるはずもなく。

「いつか…いつかは…」

「連絡先、交換出来たらな、なんて…」

重くなった目蓋をゆっくりと下げ、私は深い眠りについた。

**

 どこか遠くの方で音が鳴っている。

それはどんどん大きくなるような気がした。

まるで、救急車がこちらへ向かってくるかのように…

 

あまり物が無い実に殺風景な部屋で、俺、山崎 光一郎は目覚めた。

 時計を見る、うん、寝坊はしていないな。

 のそのそとベッドから立ち上がり、朝食の用意をする。

 冷蔵庫から卵を取り出して、角で割り、目玉焼きを作る。

冷凍してあったご飯を解凍し、ついでにインスタント味噌汁を作り、朝食は完成だ。

 料理は決して 上手いとは言えないが、下手と言い切ることも出来ない、微妙なところだ。

朝食を済ませ、歯磨き、顔洗い、着替えを済ませた後、家を出る。

 俺はアパートに住んでいるのだが、ご近所付き合いは、その、な。

少し出来ていないところもある。

 

 大通りに出る交差点の角を曲がり、少し進むと、学校がある。

俺の家から学校までの距離は少し、いや、だいぶ近い。

 そして大通りへの交差点を曲がろうとした時、俺が角を曲がろうとしたのとほぼ同時に、角から人が出てきた。

 それは、優梨奈だった。

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その他2021/10/25 23:52:14 [通報] [非表示] フォローする
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