一応連載してみます。 題名:この恋が叶うとは思わなかった。#3 頼翔の話

6 2021/10/30 23:33
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「俺は決めたぞ、絶対彼女をつくってやる。」

頼翔がそんな変なことを言ったのは、あれから1週間ほど経った日の家に帰っている途中である。

「お前ならすぐに出来るだろ、この色男め」

頼翔なら一言呼び掛けるだけで何人か候補が現れそうだ。

「あのな、簡単そうに言うけど俺だって『恋愛対象じゃありませんごめんなさい』とか言われたことあるんだからな。」

「え、そうなの?お前告白とかするタイプじゃないと思ってた。」

「まあな、俺も男子だ。」

「よーし、あの時の無念を晴らしてやる!」

頼翔は復讐の炎に燃えていた。

「で、誰を狙うんだ?」

彼女なんて勝手につくればいいが、お相手は気になる。

「うーんそうだな、美人系でいくと荒牧さん辺り?かな」

「なるほどね。」

雫とはあれからもよく会うので話していた。

「やめとけよ、雫は恋愛に興味が無いって言ってたし。」

知弘は無意識にそんなアドバイスをしていた。

「え、マジで?てかお前そんなにしたしかったっけ?名前呼びだし。」

「下の自販機でよく会うからさ、てかお前と俺も名前呼びし合ってるだろ。」

ここは正直に説明しておこう、と知弘は思った。

「いいな、俺も親しくなろっかなー。」

「お前のルックスなら親しくなれるだろ。」

「あんまりウザ絡みしなきゃな。」

心配なので付け足しておいた。

「でも荒牧さんがいないとなると美人系はこのクラスにはいねえな。」

ここで琴葉の名前が出てこないと言うことは、相当みんな慣れてるんだな、と知弘は思った。

みんな慣れている為気にしてないが、琴葉はノーメイクでモデル並みの顔をしているのだ。

「琴葉とかは?」

「ないな。」

あっさり即答だった。

ここに琴葉がいたらさぞ嘆いただろう。

「琴葉は美人系じゃねーしな。」

「多分あいつは陽キャ系だな。俺と同類の。」

「同類は嫌なのか。」

謎の基準だが、彼なりのこだわりだろう。

そんなことを思いながら、家へと帰った。

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その他2021/10/30 23:33:25 [通報] [非表示] フォローする
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あ、しまったロイロの画面が映りっぱなし〜😱


いや良き!!♫


これ画像貼りなおせないんかー(泣)


もういっちょやったよ


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