【電子小説】君と見たあの星空は。④
〜次の日〜
「今日はテストやるぞー」
「「えぇ〜」」
えっ、ててててテスト?
そんなの聞いてないんですけど!
もちろんテスト勉強なんてものしてないし、
いっつも赤点取ってる私ははっきり言って0点間違いなし…
「赤点のやつは居残りで解いてもらうぞ!」
うぅ…何でこんなときに限って居残りがあるのぉ〜…
〜テスト終了〜
解答欄はもちろん白紙。
授業内容なんてこれっぽっちも聞いてないのに、
解けるわけないじゃん…
見た目どうりの点数…
〜採点後〜
「今日に居残りをしてもらう人はプリントに名前載せてあるからそれを見ろよー」
「「はぁ〜い」」
プリントプリント
え〜と私の名前は…
いちにぃさんしぃごぉろく…
あった!
って喜んじゃダメなんだった…
あれ?おかしいな?いつも満点の丘咲 亮くんが珍しく赤点取ってる…
ま、いいや居残りの時に答えうつさしても〜らおっと
〜居残り〜
今日は珍しく部活が休みで、その分居残りの時間になってしまった。
よし、丘咲さんにうつさしてもらお〜
「丘咲さん!」
「は、はいぃ!」
「あのさ、うつさしてもらいたいんだけど。」
「あ、どうぞ。」
「ありがと〜!まじ感謝!」
「いえ」
顔を見ると何個ものあおたんが。
「そのあおたん、どうしたの?
しかも、丘咲さんが赤点取ってるの初めてみたし。」
「少し寝不足なだけです。
写し終わったなら返してください。」
「なんだ〜愛想わるいなぁ心配してるのに…」
「僕のあおたんに関わるととんでもないことが起きるので。」
「こわっ、でも終わったからもう帰るね
ホントありがと!助かった!」
「さようなら」
ふ〜助かった〜
校門の前には勇くんがいて、
そのあと一緒に帰った。
<続>
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