【読切】「名前、よんで。」

⚠︎ ATTENTION ⚠︎

•irxs 青黒

•nmmn 、二次創作

•地雷様 純粋様 自衛お願い致します。

•「」（青 様）『』（黒 様）

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毎晩毎晩泣いている。

誰も知らない、見えないところで。

いや、”知らなかった”ところで。

「、あにき？」

部屋から微かに聞こえた声につられて来た。

扉を開けると彼が静かに泣いていた。

「どうしたの？あにき」

『別にっ、何でもないで、w』

嘘。全部分かってる。

作り笑いも、我慢してるのも。

「嘘でしょ。作り笑いしてるし、何か辛いことあったん？話聞くで？」

『…夢を見たんや』

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薄暗い、何もない世界に居てな、

「あにき」って呼ばれるんやけど…

「あにき~」

「あにきぃ~（泣）」

「あにきっ！」

「あにき」

「あにき~~！！」

みんな、「あにき」って言うんや。

りうらもほとけもないこもまろも。

初兎、にまで…

名前、忘れられたんかな、って思ってもろて…

「………」

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「悠佑。」

そう言った時、”悠佑”が驚いた顔でこっちを見つめてきた。

「名前、よんでほしいんでしょ？」

「何回だって言うよ。悠佑。」

「忘れるわけないやん？何年一緒にいると思ってんの！！」

『…！だよな、wありがとう』

彼の綺麗な瞳からまた涙が溢れてきた。

温かい手で頭を撫でられる。

…安心するな、

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「　名前、よんで。　」