なんで＿。
💖→『』 💙→「」
ｶﾞｼｬﾝｯｯ
『ふざけんなｯｯ！』
「そんなに怒らなくてもいいじゃん！！」
どうしてこうなっちゃったんだろ＿＿
――――――――――――――――――
−数十分前−
ｶﾞｼｬﾝｯ
「あ....」
さとみくんのカメラを落としてしまった
「どうしよ、これさとみくんのお気に入りのやつだったのに...」
早く新しいの買いに行かなきゃ！
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
『ころん、どしt.....』
「あ....」
『おい、これどうゆうことだ？』
さとみくんが手にしたのは僕が壊してしまったカメラ
「ごめん、さっき落としちゃった....」
『....は？』
「ほんとにごめん、今から新しいのを買ってくる....」
ｶﾞｼｬﾝｯｯ
「ﾋﾞｸｯ」
『ふざけんなよｯｯ！』
「ほ、ほんとにごめん....」
『謝って住むものじゃねぇんだよ！』
「....そ、そんなに怒んなくてもいいじゃん！！」
―――――――――――――――
『もういいわ』
「え...？」
ﾊﾞﾀﾝｯ
そう吐き捨てると、さとみくんは家から出ていってしまった
追いかけなきゃｯｯｯ
――――――――――――――――――
さとみside
あー....もう最悪だ
外に出てからようやく落ち着いた
少し怒りすぎたかな....
家に帰るか....
この時、俺は気づいていたらあんなことになっていなかったかもしれない
真横に車があったことに＿＿
『ｯｯ！！』
ｷｷ−ｯｯ
いたく、ない
『！？』
『なんでころんが....』
そこには、頭から血を流したころんが倒れていた
『なんで俺を助けたんだｯ....』
『ころん.....(泣)』
「さとみ...くん....」
『！！ころんｯｯ！』
「ごめん、ね....」
『気にしなくていい、そんなものはどうでもいいんだ』
『頼む、死なないでくれ...(泣)』
「さとみくんが、無事で...よかった.....」
そう言うと、ころんはゆっくりと
目を閉じた
『ころんｯｯｯ！』
―――――――――――――――――――――――――――
ころんside
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ
「ん........」
ここ、どこだろ.....
起き上がると、左手に重みを感じた
「さとみ、くん....？」
僕がそう言うと、さとみくんはﾊﾞｯと顔を上げ、
『ころんｯｯ！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』
泣き始めてしまった
「ただいまﾆｺｯ」
『ｯおかえり！』
――――――――――――――――――
無事ころんは退院した
−春−
俺たちは、きれいな桜の下で
『もう一生離さねぇから』
「それはこっちのセリフだもんねー」
と、誓いあった
-end-
