SCP‐4551‐JP エージェント投入 前半

2023/01/01 09:28

「なかなかいいところだな。佐織、お前もそう思わないか?」

 白衣を羽織った屈強な男が一人の女に言った。

「なんかテンション高くないですか?あとこの組み合わせも珍しいですね」

佐織と呼ばれた女が答えた。

「まあ今回はより詳しいデータを収集ための調査だからな。まあ護衛頼むよ」

「あなたも結構強いですよね、ピーター」

「そこまでだよ。まああの山向かうか」

そんなことを言いつつ僕たちはなんかすっごい高い山に向かった。

(ここからはアイビン博士視点です)

「疲れた~(´。_。`)」

「さすがに危機感無さすぎじゃないか?」

「だってもう2時間も何も起きてないんですよ。さすがに・・・」

「油断大敵だ。君は機動部隊の一員だろ?それは基本じゃないのか?」

「普段はアノマリーが手に負えなそうになったら出動するんです。任務始めの緊張感が違いますよ。あなたも最初完全にピクニック気分だったじゃないですか!」

「まあそれはそうだg「そこのあなた達止まりなさい!」 

「「!!」」

 いきなり山伏のような帽子を被った白の服と黒の袴(?)を来た女が゛飛んできた゛。そう゛飛んできた゛。自分の記憶上今まで飛んできた人の中にまともなのはいない。タイプブルーの快楽殺人鬼、マッドサイエンティストの犬、ブライt・・・・いやなんでもない。あれはなんでもなかった。

「あなたは何者ですか?」

佐織が聞く。さっきまでのだらしなさはどうした。僕よりちゃんと対応できてるじゃん。

「それはこっちの台詞です。見かけない服装ですし。こんな参拝道ではない道から山を登って、良く生きていられましたね」

僕たちは運が良かったようだな。参拝道?寺院でもあるのか?

「そしてあなたは何の妖怪ですか?」

「........What?もしかして俺かい?」

「あなた以外に誰がいるんですか。さあ早く答えなさい!」

おいおい差別かよ......って思いそうだったが多分違うな。おそらく黒人というものを見たことがないのだろう。服装もなんか古風だし重要な手がかりになりそうだ。

「答えないと無理矢理話させますよ!」

すごい剣幕だな。だけど話すつもりはない。僕は指で佐織にサインを送る。

(強行突破するぞ)

(無理矢理行くんですか?なら私に続いてください)

サインを送られた瞬間に佐織が走り出した。

「ちょっと待ちなさい!」

アノマリーが佐織を捕まえようとすると佐織は術式を使ってアノマリーを3~4m吹き飛ばす。

「クッ、あなた術者ですか?」

アノマリーはすぐに耐性を整えると光り輝く『弾幕』を打ってきた。

佐織もまけじと術式で対応する。おそらくあのアノマリーもタイプブルーなのだろうな。

(なかなかやりますね。・・・あれっ?もう一りウッ!)

「油断大敵だ」

アノマリーの後ろを取り組み伏せた。

(いつの間に?気配は感じなかった。でもこの程度の力なら逆に組み伏せることができますね) 

「ちょっとおとなしくなってもらu「はっ!!」

(い、いない?)

どうやらまだ能力には気付かれていないようだった。解除すると同時にアノマリーに麻酔を打ち込む。

「おい!なにぉしt.....バタッ」

さすがに麻酔は効いたようだ。それにしても力やばかったな。

「なんとか生け捕りに出来ましたね」

佐織はそう言うが息を切らすことさえしてない。やっぱり機動部隊は精鋭揃いなんだな。

「いや連れては行かないぞ」

「えっ、なんでですか?」

「いや今回の目標情報収集を兼ねた探索だろ?この山を担いで登るのはつらいし面倒ごとに巻き込まれかねない。3班が5人投入されているからそういう任務はしてくれるだろ。」

「まあそうですね。では行きましょうか」

佐織に続いて山を登る。そういえば3班はどのような状態だろうか。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

機動部隊0-ん 3班

「点呼!」

「アドニス」

「サングリア」

「モミザ」

「バンブー」

「よし!お前ら今回の任務は探索及びサンプルの回収だ。そこについてはわかってるな!」

「「「「はっ!!」」」」

「よしOKだ。それでは北へ向かう。お前ら気を抜くんじゃないぞ。ピクニックじゃないんだからな」

「「「「はっ!!」」」」

「いや冗談のつもりだったんだがわかりづらかったか?」

「田中隊長!」

「なんだバンブー」

「全員からかっただけです!」

「.......もういい、行くぞ。ふざけてる暇はない。あとそんなに堅苦しい言い方しなくていいからな」

「「「「はっw!!」」」」

「・・・・」

(ここからは隊長=田中淳の視点です)

(これから隊員が話す時はコードネームの頭文字をつけます。アドニス=A サングリア=S モミザ=M バンブー=B)

B「湖ですね」

「・・・」

確かに湖だ。だがそれより気になるのは

A「あの真っ赤な城気になりますよね」

「ああ、そうだな。取り合えずあそこを目指すぞ」

M「了解です」

歩き出しそうだったその時

「あたいはさいきょーーdベチッ!」

ASMB「「「「??!」」」」 (・・・・なんだ?)

何か水色の生き物が木に思いっきりぶつかった。

「チルノちゃーん!」

(・・・・・!?)

【バンブー視点】

今度はなんか黄緑色の羽が生えた少女が飛んできた。見た感じ知性を持っているアノマリーだ(あの水色は知らんが)。

「隊長、インタビューを行いまs..!!」

隊長の顔を見ると『怒り』と『恐怖』に満ちている表情だった。誰かがトイレでメントスコーラしたときもこんなにはなってないし、ましてや隊長が恐怖するなど有り得ないことだと思っていた。すると

「おい、バンブー。奴らの名前とどのような存在なのかを聞き出せ」

「はっはい!」

質問したら怒鳴られそうだからやめておいた。どうやらあの水色も黄緑色の奴と形状は違うが同じ存在みたいだ。

「そこの君達」

「あたい?」「私ですか?」

「そうそう君達。君達の名前教えてくれる?」

「あたいの名前か?さいきょーだぞ!!」

「えっ??」

「違うでしょ! すいませんこのこチルノっていいます。私は大妖sダンッ!ダンッ!

ASMB「「「「!!」」」」

いきなり隊長がショットガンで二人の頭を吹っ飛ばした

A「どうしたんですか!?隊ちy「あれ~あそんでるの~」!!」

森の中からさっきの二人となんか似ている奴らが10人程出てきた。

「お前ら!!北に向かって全速力で走れ!!余裕ができたら奴らの頭を吹っ飛ばせ!!終了許可は俺が出す!!」

隊長がそういうと全力で走り出した。あの人ほんとに62歳だよな?

M「もうなんなの!いきなりさ!」

モミザがキレながら能力で奴らを打ち落としている。現実の弾丸というべきか。それに当たった奴らは次々昏倒している。全て倒しきったが

「倒したからって油断するな!後1.5kmは距離をとるぞ!」

そこまで強くなかったのに何故そこまで恐れるのか。疑問が生じたが深く考えないようにした。

「ここまで来れば大丈夫だろう」

A「隊長なんであんなに恐れていたんですか?」

「それは教えられないな。機密情報ってやつだ」

「そうなんですn「貴方達ちょっといいですか?」

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アニメとゲーム2023/01/01 09:28:15 [通報] [非表示] フォローする
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