【解説】ミッドウェー海戦について
①ミッドウェー海戦とは
ミッドウェー海戦とは、1942年6月4日に、日本海軍とアメリカ海軍の間で起こった戦いです。日本側の空母は赤城、飛龍、蒼龍、加賀の4体に対しアメリカ側の空母はヨークタウン、エンターブライズ、ホーネットの3体でホーネットは修理が完了していなかったため実質的には2体と戦力的には日本が優勢にスタートを切ったと言えます。しかし、日本軍の作戦ミスによりこの戦いは日本軍が敗北しました。日本軍の敗北は、この戦いが初めてです。
②敗因
敗因は作戦と陸海軍の連携にあるでしょう。軍隊は戦いの前に、戦場となる地域の模型上で作戦を考える「図上演習」を行います。ミッドウェー海戦では、図上演習の結果が敵の爆弾が3発当たって敗北することが想定されましたが、日本はそれまで1回も戦いに負けた事がなかったので負ける筈がない、という思考のもと作戦は変更されませんでした。その結果、爆弾が当たるだけで無く、爆弾が当たった事で空母内に積まれていた日本軍の爆弾が爆発し空母が壊れる、という自滅の様な結果となりました。他にも、陸軍はミッドウェー島を占領する事を第一目標として動いたのに対し、海軍は敵空母を破壊することを優先して動いたので、思惑の違いからごちゃついたことも原因として挙げられるでしょう。
③どうすれば勝てたか
まず、作戦を遂行する際に、日本軍の全員に作戦の第一目標が伝わる様に陸海軍で会議を開くべきだったでしょう。そのタイミングで、指示用の暗号の共有など、軍を統一する為に出来る事をするともっと良いです。海軍の暗号の方が優れていたので、共有すれば、陸軍の暗号はアメリカ軍に解読されなかったでしょう。話を戻して、作戦の第一目標は、日米の総戦力差を少しでも減らすことを優先すべきなので、敵空母を破壊するのを優先して動く方が良いと思われます。また、連戦連勝による気の弛みが無ければ、図上演習では爆薬を積む位置の変更や輸送戦艦や駆逐戦艦の配備が行われ、ホーネットから順に3体の空母を撃沈させる事が出来たでしょう。
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