【小説】ある日の事件(ショートショート

2 2023/03/26 16:50

これはショートショートグランプリの立候補小説です。

ショートショートグランプリについて⤵️

https://tohyotalk.com/question/482035

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この国は毎年のごとく物騒だ、それでもみんな幸せに生きてる。

そんなこの国が僕は好きだ。

「おい、諸君食べ物はあつめたか?」

ある日国王が言った。この国は国土を守るので精一杯で農業をする余裕なんてない。

故、国土内にいる動物を国民で手分けして狩り、王宮に集めて管理し、必要な時に配給を行う。

みんなが倉庫に肉を運び込む、

「おや?今回も少ないな…、これで次の狩まで間に合うかのう、」

「王様、最近、狩に使用していた倉庫がヤツらに荒らされまして…」

「ヤツらか…いつになく卑劣なヤツだのう。」

「王様…」

「心配するでない‼︎この国は私が守っていく‼︎いつかこの国を大きくしてヤツごとき蹴散らしてくれるわ‼︎」

王の頼もしい声に王宮にワッと歓声が上がったその時だった。

王宮の天井が壊れ、とんでもなく大きく、恐ろし手が王様を掴んだ

「「「ヤツだ‼︎王をさらったぞ‼︎」」」

「もはやこれまでのようだ…‼︎さらば諸君‼︎」

「国王っっっっーーー‼︎」

そしてその国に王が戻ることはなかった。

「ねえこの猫かわいいでしょ❤️」

とある少女は三毛猫を抱いて雑談しながら歩いていた。

「ああ、あの捨て猫だろ?群れで一番強そうなヤツ」

「まあね、今頃、群れは『ヤツだ‼︎王をさらったぞ‼︎』ってなってるでしょうねw

だけど心配しないで?この子はちゃんと面倒見るから」

そう言って少女は猫をそっと撫でた。

ーー終わりーー

いいねを贈ろう
いいね
2

このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)
画像・吹き出し

タグ: 小説 事件

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
暮らし2023/03/26 16:50:33 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



1: ハム丸 @qwertyui2023/03/26 17:01:43 通報 非表示

猫ちゃんかわいい


画像・吹き出し
タグ: 小説 事件

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する