『小説』私の恋は運命によって叶わない第一話（愛莉視点）

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私は魔王だった

運命によって魔王で生きないといけなかった

人間に嫌われて生きないといけなかった

今、私は前世魔王の記憶を引き継ぎ平凡な女子中学生として生きている

前世は、勇者と戦い同士撃ちになり生まれ変わった

といっても同市撃ちになる瞬間こそ覚えていないのだが

生まれ変わったということはそういうことなのだろう

そして私は彼氏がいる

道でナンパされて困っていた私を助けてくれた時恋に落ち付き合っている

そして今日は付き合って丁度1年経つ

そして私は元魔王な事を打ち明けようと思う

だってそれを知っても愛してくれる人と一緒に生きていたいから

「愛莉、どうしたんだ？」

「私、実は、」

「実は？」

「前世魔王なの、信じられない？なら、」

壁に向かって力を使った

生まれ変わったといえど多少力は使える

「なるほどな」

「案外驚かないのね」

「そりゃあ信じ難いけど今の見せられたら認めざるおえないだろ」

彼氏は本当に優しい

私は嫌がらせをされたらこの力を見せてやめさせてきた

この力を見たらみんな逃げてった

周りが嫌がらせをされてもなにもしなかった

だって魔王は自分中心だから

その後彼氏といつも通り一緒に帰った

その夜夢を見た

やめてっ！やめてよ！

助けて！

そんな声が聞こえてくる

これはきっと妹の声

魔王の妹である私の妹は私より、いや奴隷よりはるかに弱かった

多分妹の力が私にほとんどいってしまったんだと思う

でも私にとっては大事な大事な妹だった

でも周りは妹と私を比べた

夢でもう一つ声が聞こえた

おねぇちゃん大好きだよ

妹だけ私をちゃんと見てくれた

私は前世勇者が妹を襲わないように戦ったんだっけ

でも結局勇者側にやられちゃったんだ

だって妹は同じ家族に生まれ変わっているもの

でも夢は途中で新しい声が聞こえた

愛莉は可愛いな！

愛莉大好きだぞ！

彼氏の声葵くんの声

私はこの世界で彼氏にも愛されるようになった

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