最期まで愛してね〈Episode3〉
※第一話等は検索で「最期まで愛してね」と検索すると出てくると思われます。
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こいしside
お姉ちゃんから行っちゃダメだよって言われてた人里にお団子を買いに行ったんだ。
旧地獄には、お団子屋さんとかが無かったから、人里までやってきた。幸いお姉ちゃんが人里に行くときついていった道の場所を覚えてたから迷わず行ける。
お団子屋さんについたと思ったら、心の声が聞こえてきた。
〝可愛い女の子かと思ったら、さとり妖怪かよ〟
〝早く人里から出ていってくれないかなー。さとり妖怪め。〟
〝うわ、さとり妖怪だ。逃げよ。〟
さとり妖怪ってわたしのこと,,,?
何かしたっけ、わたし。
手が震える。買ったお団子を落としそうだ。
いつの間にか視界がぼやけて、私は初めて泣いてるんだってわかった頃には、みんな私を冷たい目で見つめてて、私から離れる人が多かった。
耐えきれないと、地霊殿まで帰って来たころには声をあげて泣いていた。
私は、お団子を買うときのついでに買ったチグリジアの上に一つのしずくを落とした。
チグリジアの花言葉は"助けて"
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