記憶のない少女と… 第5話
ナナキ:だ、誰なの。
?:ここだよ。
声と同時に人影が降ってきた。よく見るとそいつは若い男だった。
男:やあ。まずは自己紹介といったところかな。俺はヘブンチルドレンのボスのラティオスだよ。よろしくね、シャーロット。
ナナキ:シャーロット?誰のことなの。
ラティオス:覚えていないのか⁉まさか、シャーロットお前、記憶を失って…
ナナキ:さっきから何を言っているの。
ラティオス:まぁいいさ。君はこれから俺たちの仲間になるんだからな。君は俺たちにとって、いや俺にとってはすごく特別な子だからね。
ナナキ:意味が分からないの。そもそも私はあんたの言いなりになる気はないの。
ラティオス:ふーん。いいさ、そのうち気が変わるだろうから。だから、今日のところは帰りなよ。
ナナキ:よくわからないの。でも、見逃すというのなら私はいったん引くの。今の私はあんたに勝てないの。
ラティオス:君がここに来る日を待っているよ。
その言葉の直後、一瞬の隙もなくラティオスは姿を消した。私もその場を後にし2人と合流した。
マサキ:全員無事だな。
シド:それじゃあ、アジトに帰ろう。
アジトに帰ったあとは今回の報告をして私は部屋に戻った。
ナナキ:ラティオスが言ってた「特別な子」あれはどういう意味なの。
それがずっと気がかりのままだった。
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