記憶のない少女と… 第6話

1 2023/07/27 13:46

あれから数週間がたちヘブンチルドレンが新たな動きを見せた。世界中の少女たちを次々とさらい始めたのだ。なにをしようとしているのかは調査中だがシャドーロストもロストチャイルドも警戒を強めている。そんな中、シャドーロストのアジト内で侵入者を知らせる警報が鳴り響いた。全員食堂に集まれと指示があり、マサキ・シド・クラウス・ギルティア・ステラ・メリダ・エリカ・イリス・モニカが集まったがナナキだけは一向に姿を見せない。

マサキ:ナナキはどうした。

イリス:ここに来る過程で一度もあってないわ。

ギルティア:何かあったんじゃないのか?

エリカ:可能性としては高いかもね。

ステラ:クラウス、今すぐ調べてください。

クラウス:わかっている。

ー数分後ー

クラウス:こ、これは…

メリダ:どうしたの?

クラウス:これを見てくれ。

シド:こいつらは…

マサキ:あぁ。ヘブンチルドレン幹部、ジャックとマルファスだ。

モニカ:知ってるの。

シド:このまえ、こいつらの拠点と推測された建物内で接触した。

マサキ:ナナキも、ベアトリスとレベッカという女2人と接触している。

イリス:じゃあ、ヘブンチルドレンがナナキを狙って…

ステラ:まさか殺す気じゃ…

クラウス:それはないだろう。

ギルティア:あいつらがナナキを殺す理由が無いだろ。

マサキ:なぜ、ナナキだけを狙って。

シド:とりあえず、ナナキの部屋に行ってみようぜ。何か手がかりが見つかるかもしれないしさ。

エリカ:確かに一理あるわね。

ーナナキの部屋ー

モニカ:特に手がかりみたいなのはないわね。

メリダ:ねぇ、こんなの見つけたんだけど。

エリカ:これは、USBメモリー?

マサキ:クラウス頼めるか。

クラウス:あぁ。

そして、モニターに映し出されたのは…

マサキ:ナナキ…。

クラウス:こいつの入っていたファイル名は「ごめんね」だった。

そう言ってクラウスは映像を流した。

ナナキ:最初にみんなに謝らないといけないことがあるの。ヘブンチルドレンの幹部と接触したあの日、私はボスのラティオスとも接触していたの。あの人は言っていたの。私は特別だって。意味を完全には理解してないけど、あの時あの人は私を仲間に誘おうとしていたの。あの人はたぶん、手段を選ばない人間なの。たから、また私を狙って来ると思うの。でも、もし私が捕まってしまっても、マサキたちが来てくれるって、そう信じてるわ。

ここで映像は終わった。

ギルティア:まさかボスとも接触していたなんてな。

エリカ:この映像で言ってた通り、ナナキはさらわれた。

モニカ:で、どうするの?

マサキ:決まってる。ナナキを助け出す。結構は3日後だ。

全員:了解。

ーヘブンチルドレン拠点ー

ナナキ:…ん、ここは…

?:あっ、気がついた?

ナナキ:誰なの?

?:僕はジャック、ヘブンチルドレンの幹部だよ。ちょっと待っててね。

そう言ってジャックは出ていった。

ナナキ:とにかく逃げなきゃ。

動こうとしてようやく私は拘束されていることに気がついた。

ナナキ:このままじゃ逃げれない。

辺りを見渡しても何一つない。すると、

ラティオス:やぁやぁお目覚めかい。

ナナキ:ラティオス。

ラティオス:もう名前を覚えてくれたんだね。嬉しいよ。

ナナキ:私をさらってなにするつもり?

ラティオス:やだなぁ。君にはただ、仲間になってもらいたいだけだよ。

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その他2023/07/27 13:46:15 [通報] [非表示] フォローする
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