過去に投稿した小説を改善してみた

3 2023/09/21 17:09

僕は毎日ゲームをやっている

今日は待ちに待った完全新作のアクションゲームをやる!

さて、ゲームの起動音が鳴り、いざスタート!

「ユーザーネームを決めて下さい」

僕は『たくや』と打ち、その新作、【real death!】を起動した!

「本当にこのゲームをプレイしますか?」

と書いてあった

僕は勿論「はい」を押した                 

   

     本当にこのゲームをプレイしますか?

    

     ・  はい⇦

     ・します

一面赤黒く塗られた禍々しい部屋に飛ばされた

僕は楽しみで仕方が無かった

Aボタンを押す

ジャンプボタンの様だ だがマ〇オみたいに高く飛んだりはしない

Bボタンを押す

キャラクターが掴む動作をする

そうやって操作確認をしていると後ろに黒い渦が出て来た

次元のトビラって言うらしい

「ここに入ると後戻り出来ません。それでもここに入りますか?」

僕は速攻でAボタンを押し、次元のトビラに入った

僕は次元のトビラの出口にたどり着く

「ここから出ます。中に入ってください」

そうアナウンスが流れ、僕は中に入った

舞台は白亜紀後期のアメリカ

僕は周りを探索していると

≪スキル【残機無限】を手に入れました!≫

と出た

僕はガッカリした。このゲームはオープンワールド、そのままラスボスに行くことだって出来る

だからこそストーリー終盤になって出て来るような強いスキルが手に入っちゃったんだ...

「えー何それぇつまんないよそんなゲーム」

僕は思わずそう言葉を零し、まあとりあえず進めようと歩を進めた

やけに体が疲れるのは気のせいだろうか、それともさっきのショックだろうか

かなり歩いた先に宝箱を発見!早速開けてみると

≪アイテム【木の棒】を手に入れました!≫

開始して50分、やっと武器が手に入った

僕のゲーム時間は1時間だ

「あと10分かよぉ...」

僕は少し涙を流した。やっと戦えるようになったのに戦うのは明日にお預け

ゲーム好きだったら誰でも涙を流す瞬間だろう

そんな事を思っているとあっという間に時間は過ぎ、ゲームは強制スリープ状態になってしまった

「はあ・・・」

僕は落胆して、顔を上げようとした

爽やかな風が頬を撫でる

顔を上げた瞬間、僕は困惑した

そこは草原だった

「え?どういう事?僕、さっきまで部屋でゲームしてたよね?」

思わず声に出してしまった

その瞬間、頭上から生暖かい風が吹いてきた

上を向こうとすると、頭になにかべとべとした液体が降って来た

恐る恐る上を向く

そうしたら大きく開いたティラノサウルスの口が見えて・・・・・

――――――――――――――――――――――――――――――――

そうして僕は目を覚ました

「夢か、怖かったな~」

僕は呟こうとした

何故そんな事も言えなかったのか

「え・・・夢じゃ・・・ない・・・?」

そこは夢の中で見た筈の草原だった

向こうにティラノサウルスの群れが見える

僕は叫んだ

ずっと、ずっと、ずっと

たとえ喉が潰れようとも

ずっと叫んでいた

――――――――――――――――――――――――――――――――

だけどその声が現在の私達に届く事は無く、【残機無限】のスキルのおかげで拓哉君は死ぬ事も出来ずに待っている

隕石による熱風に焼かれようとも

氷河期を半袖で過ごす事になっても

「2023年」を待っている

自分が居た世界を、自分が居なくなった筈の2023年を

いいねを贈ろう
いいね
3
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ: 過去 投稿 小説 改善

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2023/09/21 17:09:34 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する