【おだんご】意味が分かると怖い話

俺は、山野あきら。中学3年

母親とケンカして家出してきた。

まぁ、少し言い過ぎたかもしれないが、今日は家には戻らない。

っていうことだから、俺は

ダンボールとお金とコンビニ弁当を持ってきた。

でも、コンビニ弁当だけではお腹いっぱいにはならなかった。

「あ～腹減った〜」

っと独り言を言っていたら

「ちょいとそこのお兄さん」

というしわがれた声が聞こえた。

「ん？」

と後ろを向くと、知らないおばあさんがいた。

「ちょうどご飯が余ってたから食べないかい？」

小さい頃から母親に

「知らない人にはついていかないのよ」

と言われていたが、今は命の危機でもある。

しかもおばあさんが子供をさらうなんてありえない。

だから、俺はおばあさんに

「お言葉に甘えて」

と言っておばあさんについて行った。

おばあさんの家はとてもキレイだった。

でも、少し古臭い感じもする。

そして俺は席に座らせられた。

そしておばあさんは台所で俺に

「どうしてあんなところにいたんだい？」

と問いかけただから俺は正直に

「母親とケンカしたんです。だから家出したんですよ」

と言った。おばあさんはすぐ俺を帰らせると思ったが

「ありゃ、そうかい。じゃあ、腹いっぱい食って仲直りしなさい」

と親切にしてくれた。

俺はつい

「お優しいかたなんですね。」

と口にだしてしまった。

そうして話しをしながら待っていたら

「ちょっと、倉庫にいくからまっていなさいよ」

といって外に出ていった。俺は

（料理するために外にでるか？まぁ鍋でも持ってきてくれるんだろう。）

と待っていた。少しするとおばあさんが帰ってきて

「よしよし、お団子できたよ」

と言って俺はすこし変なことを聞いてみた。

「どうして倉庫に言っていたんですか？」

おばあさんは少し焦りながら

「あ、あぁな、鍋を取りに行ってたんだよ。」

「そうですか。変なこと聞いてごめんなさい」

と俺は謝ってからさっそくお団子を食べてみた。

「おいしい！」

おいしいけれど、普通のお団子の味とは、少し違った。

なんだかんだ周りはプニプニしているが中には少しサクサクする食感だった。

でも、そんなことは気にせずパクパクお腹いっぱい食べていった。

そして食べ終わって

「ごちそうさま！美味しかったです。ありがとうございました。」

するとおばあさんは

「助かったよ。これで部屋がキレイになったよ

　本当にありがとね。」

と言っていた。

俺は、（部屋がキレイになった？どういうことだ？残飯が減ったってことか）

と少し気にして帰っていった。

そして夜、野原にダンボールを敷いて横になった。

「おばあさんには、仲直りして帰れよって言われたけど

　今日はもう寝たほうがいいよな。」

と言ってぐっすり眠った。

次の日

「うわぁ！ゴキブリ!!」

俺は叫ぶように言った。

「しかもなんか喋りにくいなぁ。口もモゴモゴするし」

そして俺は川に向かった。水を飲みにいくためだ。

そして川に反射する自分を発狂した。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！なんだよこれ！」

反射する俺の口の中にはたくさんのゴキブリの赤ちゃんが生まれてきていたのだ」

喉から口まで大量に発生している。

俺はその時にハッとした。昨日食べたのって、、、、、、