【写真】意味が分かると怖い話

私の名前は「宮下　ゆき」13。

そして妹の名前は「宮下　こころ」11才。

私は昔から妹が嫌いだった。

理由は妹ばっかりが親に甘やかされているからだ。

私はそんな親とこころが大嫌いだった。

逃げ出したいという、気持ちもあったが

私にはそんな勇気がなかった。

そんなある日、お母さんが

「ゆきー、こころちゃんがお菓子食べたいっていうから

　お菓子買ってきてくれない？」

（はあ、またこころのためにか・・）

「はい」

私が素っ気なく返事をすると

「ねぇ、お姉ちゃん。私も一緒に行っていい？」

とこころが服のすそを掴んできた。

私はついてくると、面倒なので

「ダメ。こころは待ってて」

と私が言うとこころが

「ねぇ。なんで？もういいや。お母さんにチクってやる」

と腹を立てた。

「あぁ。もう！わかったから！さっさと行くよ！」

そしてスーパーで買い物をしている時、

おじいちゃんとおばあちゃんに会った。

こころが

「おじいちゃん！おばあちゃん！」

と抱きついていた。

私は

「もう、こころ。早く行くよ」

と急かしたら、

おじいちゃんが

「ゆき！妹のためだろ！少しはまってやれ！」

と怒鳴られた。

私は涙が出そうでたまらなかった。

その時、おじいちゃんがこころにカメラを渡した。

こころが

「ねぇ、おじいちゃんこのカメラなに？」

と聞くと

「嫌なものを閉じ込める。おまじないのカメラだよ。」

とこころに言っていた。

私が、

「私にはないの？」

と聞くと、

「バカもん！お前にはあるわけないだろ！」

とまた怒鳴られた。

妹はくすくす笑っていた。

そんなある時、私は家族でピクニックに出かけた。

私は、暗い気持ちの中、ずっと座っていると

こころが

「お姉ちゃん。写真とってあげるよ！」

とこころが言ってきた。

「いい。」

私が断ると

「ねぇ、いいでしょ！お姉ちゃんなんだから我慢しなよ！」

と言ってきた。

「いい。私は、そんなお姉ちゃんなんかじゃないから。」

また私が断ると

「はぁ、もうお母さんにチクるしかないか。」

とまた、変なことを言ってきた。

私は、急いでこころに

「ごめん。ごめんって！わかったよ。写真とって？」

と言うと喜びながら、私の写真をとった。

次の日

こころが鉛筆を写真に突き刺していた。

その次の日

妹と親と祖父母が死んだ。