東方アンド仮面ライダー プリキュアなりきり
>>36620
X「………」
(俺は、ダメな奴だ、みてるだけしかできなかった…)
>>36547
百八十四番「人じゃなくていい、人形でいい。あの男は、私たちが従順な人形であったらそれで満足する。人形遊びだけさせてあげれば、命はなくさずに済むんです。そう信じてきたから、これまで私たちは……なのに!」
>>36548
X「あいつが満足する……人形のまま、……貴方は、それでいいのですか……ほんとはもっと自由を求めたいんじゃないですか?」
>>36549
百八十四番「私たちの何がわかるっていうの!」
エミリア「あなたが優しいことは知ってるわ」
百八十四番「私たちの何がわかるっていうの!」
エミリア「あなたたちが、一生懸命頑張ってきたのもわかってる」
>>36550
X「俺も、あいつへの恐怖が伝わります……貴方の願い、いや貴方達の願い、俺たちに聞かせてくれないでしょうか……絶対に無駄にしません……お願いします…」
>>36551
エミリア「助けてほしいって、あなたの全部がそう言ってた。だから私はあなたたちを助ける。あなたたちをレグルスから解放する。だからそのために――」
百八十四番「――――」
エミリア「あなたたちの力を貸してください。私に、あなたたちと……今、戦ってくれてる人を助けさせてください」
エミリアが真摯に、願いを込めて頭を下げる
>>36553
百八十四番「……少し、待ってください」
エミリア「――――」
>>36555
百八十四番「聞きたいことが、あります。みんなに今まで、聞いてこれなかったこと。あの男のこと、好きな人がいる?」
花嫁達に向かって聞く
>>36545
百八十四番「ふ、ざけないで……なんで、今さら…… どうして今さら、私たちを人間に戻そうだなんてするんです!」
>>36559
「私も、嫌い」「嫌いだった」「ずっと嫌だった」「嫌い、本当に嫌い」「どうかしてる」「頭がおかしい」「誰が好きになるの」「自分が好きなだけ」「頭の中で何回も拒んだ」「泣きたかった」「でもダメだった」「嫌い」「死ねばいいのに」「大っ嫌い」「嫌だ嫌だ嫌だ、本当に嫌」「目つきが嫌」
>>36561
「喋り方が嫌」「歩き方が嫌」「性格が嫌」「人間性が愛せない」「昨日より嫌い」「明日の方が嫌い」「気持ち悪い」「変態」「頭が子ども」「子ども以下」「地竜の方がマシ」「比較対象がない」「生理的に無理」
>>36563
花嫁達が堰を切ったように、これまで押し殺していた言葉を並べ立てる
>>36565
百八十四番「全会一致してたのに、ずっと誰も言えなかった」
エミリア「あなたも、言いたいことがあるの?」
百八十四番「ええ、あるわ」
>>36567
百八十四番「あんな男、大嫌いだったわ。――私たちを、どうか助けてちょうだい」
絶縁状に微笑みのサインをする
>>36569
エミリア「心当たりのある人……いないの?」
シルフィ(百八十四番)「ごめんなさい。あの男の支配を抜け出して、あなたに協力したい気持ちに嘘はないわ。だけど……」
>>36531
エミリア「どうしてあなたは、黙ってしまうみんなの代わりに前に出るの? どうしてあなたは、諦めている目をしているのに私を助けてくれたの?どうしてあなたは」
百八十四番「質問、ばっかりですね」
>>36523
エミリア「大事なはずの、自分の命に投げやりな態度にも感じる」
百八十四番「――――」
エミリア「本当はあなたが一番、納得してないんじゃないの?」
>>36525
エミリア「でも、私はそうじゃないと思う。あなたがレグルスの『心臓』じゃないって、私はそう信じたい」
>>36527
エミリア「あんな人の本当の花嫁だなんて、私は思いたくない」
百八十四番「……そう思わせるために、あなたに接していたのかもしれませんよ?」
エミリア「そうね。私、あんまり頭が良くないから、もしもあなたが私を騙そうとしてるんなら、コロッと騙されちゃうのかもしれない。でも」
>>36529
エミリア「私はあなたを信じたい。それは、私が選んだことだから」
百八十四番「――――」
>>36532
X「…………」(色々あったんだなきっとこの人とエミリアさんは…)
>>36543
エミリア「私はエミリア、ただのエミリア。あなたと色んなところが違うけど、きっと同じところもあるハーフエルフ」
百八十四番「ふ……」
エミリア「同じものを見て、同じことを感じて、同じように願えるなら……きっと、話すことは無駄なんかじゃないわ」
>>36533
百八十四番「早く、出ていってください。旦那様に見られれば、私たち全員の命がありません」
エミリア「聞かせて」
百八十四番「質問に答える義理なんてないんです。あなたはもう、旦那様の花嫁ですらない。私たちとは違う」
>>36534
X「戦兎さんが、あいつを引き連れています、大丈夫です………だから、答えてあげて下さい、エミリアさんの質問に。お願いします。」
>>36535
エミリア「――私ね、ハーフエルフなの」
百八十四番「は?」
>>36537
百八十四番「銀色の……ハーフエルフ……」
エミリア「確かに、私とあなたたちは違うと思う。境遇も、出身も違うし、もっとずっと根本の部分で違う。でも、だからって何もかも違ってるから、何も通じないなんて思わない」
>>36539
百八十四番「――――」
エミリア「私とあなたで、見えるものはきっと同じ。悲しいときに泣いて、どうしようもないものに怒って、嬉しくて幸せなときには笑える。それは同じでしょ?」
>>36541
百八十四番「何が、言いたいんですか」
エミリア「ええと、だから私は……あなたの、名前を教えて?」
百八十四番「――――」
>>36619
エミリア「私が、あなたたちの鼓動を止めるわ。――そんなもので喉を突いても、簡単に楽にはなれないから」
エミリアが手を挙げると、教会の中に青白い雪が降り始める
>>36607
シルフィ「傷のある女なんて論外だから、あの男は私たちが擦り傷一つでも負ったら殺すのよ。……この傷が、私の自由」
エミリア「――――」
シルフィ「あなたが悪いわけじゃない。あなたには感謝してる。あの男への、これまでの日々の復讐に、これ以上の方法はきっとどこにもないから」
>>36599
シルフィ「あの男に花嫁だなんて連れ出されて……辛い日々だった」
>>36601
シルフィ「ただあの男の逆鱗に触れないように、必死で。あの男がどんな非道をしても見過ごして、新しく迎えられる花嫁……同じ立場の子たちだけはなんとか守ろうって。私がそうされたみたいに、私の前にいた人たちのしてくれたように守ろうって……」
>>36603
シルフィ「心はあの男に汚されても、体には手出ししてこないから……きっと、どっちも汚されていたら私たちは耐えられなかった。だから今日まで、あの男の言葉にも声にも行為にも耐えて耐えて耐えて耐えて……なのに!」
シルフィの頬を大粒の涙が伝う
>>36605
シルフィ「あの男の手は、私の体すら汚していた!せめて守れているだなんて、そう思ってたものも守れてなんてなかった!私たちはずっと、あの男の奴隷だったのよ!」
シルフィの手から血が流れ出す
>>36596
X「そうか、それで………他人の善意を利用して……とにかく、落ち着いてください…」
>>36609
シルフィ「きっと、私が死んだら心臓は別に移る。決まってる。あの男が私だけ贔屓するはずがない。そんな、訳のわからない拘りにあの男が固執していないわけがない」
花嫁「……きっと、そうね」
>>36611
長い茶髪の女性もガラス片を拾う
花嫁A「死のうって、思ったことは何度もある。こんな風に生きてても、生きてるなんて言えないって。それなら家族のみんながいる、死後の世界にいった方がって……」
花嫁B「それでもできなかったのは死にたくないから。死んで苦しみから解放されても、何も思えなかったから」
花嫁C「だけど、死んで……この命が、あの男に一矢報いれるっていうんなら……死ぬのが無駄じゃないなら……」
花嫁達が次々とガラス片を拾い上げる
>>36612
X「………あ……あ」
(ほんとにこれでいいのかか……これが、俺には何も救えないのか…)
>>36613
シルフィ「ありがとう、あなたに感謝してる。――あの男に、ここにいる花嫁以外の花嫁がいないのは確実。それは、絶対に保証できる。だから、お願いします」
エミリア「――――」
シルフィ「あの男をきっと。私たちの怒りをきっと、届けて。――あいつに求められて、それでも拒絶できたあなたにしかお願いできない」
>>36615
花嫁全員が、ガラス片の先端を自分たちの首に突き立て───
エミリア「待って!」
られる前に、地面から生えた氷の手が花嫁達の腕を拘束する
>>36617
シルフィ「お願い、わかって!あなたの、あなたの気持ちは嬉しい。でもこれしか方法が……」
エミリア「ごめんなさい。違うの」
シルフィ「え……?」
エミリア「セントなら、思いついたのかな。……でも、私は頭が悪いから、すごーく考えても思いつかなくて……だから」
呟くエミリアの周囲を、青白い輝きが舞い踊る
>>36597
エミリア「待って、ダメよ!きっと何か、きっと方法が……」
シルフィ「そんな都合のいい方法、あると思う?一つになっている心臓で、私の鼓動を止めずにあの男の鼓動だけを止める方法なんて、どこにもない……それに」
エミリア「勝手に諦めないで!そんなことを許したら、私は何のために……何のために森を出たの……!」
>>36595
シルフィ「わかるでしょう?あの男の魂胆。人に自分の弱点を押しつけて、それで決断を迫るつもりでいるんだわ」
エミリア「決断……それってまさか」
シルフィ「あいつの心臓を止めようとしたら、預けられている私の心臓を止めるしかない。あの男流に言うなら、『死すら夫婦を分かてない』なんてところじゃないかしら?」
>>36571
シルフィ「あの男が私たちに、そんな重要なものを預けてるだなんて信じられない。あの男は私たちを口では妻だ花嫁だなんて言っていたけど……本当にそれらしく扱ってくれたことなんて、一度だってなかったから」
エミリア「レグルスにすごーく問題があったのは伝わってくるけど、でもそんなはずないの。絶対に、レグルスの……『獅子の心臓』はあなたたちに預けられてるはず」
>>36573
エミリア「セントが彼の名前から導き出したレグルスの権能よ」
>>36575
エミリア「セントが言うには、レグルスは花嫁の誰かに自分の心臓を預けてて、常に自分の時間を止めてるんじゃ無いかって」
>>36581
エミリア「心臓……心臓…────」
エミリアが周りの微精霊に命じて花嫁達の体を調べさせる
>>36583
エミリア「ね、ちょっといい?」
シルフィ「どうしたの?」
エミリア「ちょっとごめんなさい」
すると、シルフィの胸に手を当てる
>>36585
シルフィ「え? え、え、え?」
エミリア「待って、静かにしてて。今、確かめてるから」
シルフィ「確かめてるって、な、何を……」
>>36587
エミリア「あなたの、心臓の鼓動」
シルフィ「――!」
エミリア「私、精霊使いだから。今はちょっと本契約してる相手はお休み中なんだけど、微精霊とはお話ができるの。その微精霊にみんなの体を調べてもらって、それであなただけ鼓動が変だって」
シルフィ「私の、鼓動が……?」
>>36589
エミリア「ひどい……レグルスは自分の心臓を、花嫁って決めた人の心臓と一つにしてるんだわ……!」
>>36590
X「花嫁は、……自分の残機、奴が、権能を使う為に集めていのたのか!」
>>36591
シルフィ「わ、たしの心臓と……?間違いないの?」
エミリア「……微精霊は不自然だって言ってる。私も、あなたの鼓動に違和感があったわ。重なって、聞こえるの」
>>36593
シルフィ「そういうこと……どこまで、人の心を踏みにじれば気が済むの……あの男……!」
エミリア「待って、何するの!?」
乾いた笑みを浮かべ、祭壇の奥に行きラインハルトの斬撃で砕け散ったガラスの破片を手に取る
>>36521
エミリア「他の人はどう?みんな本当に、こんなことでいいと思ってるの?どうにかしたいって、誰かどうにかしてって、思い続けてる人はいないの?」
百八十四番「やめてください。話なら私が聞きます。話すなら私に話してください。私の答えが、全員の答えです」

