【参加型】Undefined histoire 14話
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𝕰𝖕𝖎𝖘𝖔𝖉𝖊 𝖋𝖔𝖚𝖗𝖙𝖊𝖊𝖓
息を切らして生徒会メンバー達が図書室に付いたその頃には、
火が付いたランタンと、人の温もりが残っている分厚い本が残っていた。
「ハァ,ハァ……。いたぁ!?」
叫んでいるのはポミエ・フォールド。
後ろではカッド・シュヴァルツがオドオドしている。
「逃げられたんじゃねぇの?」
素を丸出しにして白乃が言った。
「…どうやらそのようだ。
禁忌魔法の書は生徒会室に保管してるから大丈夫だと思っていたのだが…。
まさか、この本が外に出ているとは。」
ペラリ…
まるで本の内容を知っているかのように、生徒会長は本を捲り始める。
やがてあの禁忌魔法のページへと辿り着く。
そのページを見て、目を見開いた。
(生徒会長はフランス語が読める)
その様子を見ていたポミエが誂うように言った。
「ああ、それ?
めっちゃ貴重なんだっけ。この世に7冊しか無いって言ってたやつ。
それがどうしたn…」
「それが問題なんだよ!!!!
この本は、確かにこの世に7冊しか無い。
本の所有権を持つのは7人。
全ての寮の始祖達とこの学園。
もちろん始祖達は寿命が来るから子孫が受け継ぐ。
その子孫は四六時中この本を持っている。 」
「…は?」
薄暗い部屋に泣月白乃の声が木霊する。
「それじゃ、何故此処にこの本が在る?
その子孫は本を手放さないわけだろ?」
「嗚呼。
それにこの本は、禁忌に触れるページが全て破いてあるんだ。
けれど、今落ちていた本はどうだ?」
慌ててポミエが本を捲る。
「1ページも破れてないよ!」
「そう。
破れているページの一部にはこの学園の事が書かれている。
この学園で起きた物事、この学園の創始者の名前など、
この学園についての全てが書かれている。
ただ、その部分は破れていない。
破れているのは“予言”の部分。
その予言は私の記憶が正しければ、“緑”の寮の始祖が唱えたはず。」
「緑…?」
学園の寮に無かった筈の色にカッド・シュヴァルツが疑問を持つ。
「…予言は…フランス語か。
読むぞ。
“6つの鍵”が揃う時、曇り空は晴れ、虹が空に掛かるだろう。」
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あとがき
もしかしたらその内主のオリキャラ2来るかも
馬鹿主