【参加型のやつ】0話プロローグ

『現実とは、理想の上書きであり、

ほとんどが下書きどうりにいかない』

世の中にぴったりな言葉だと思う

目の前には昔の故郷だったもの、慌ただしく逃げ出す人民

「ここは危険だ‼︎さっさと逃げろ‼︎俺たちは加勢だ」

もう名前すら思い出せない近所の叔父さん

少し前までは『素晴らしい世界を作りましょう‼︎』って豪語してたラジオが

急に途切れてえて、砂嵐の音が避難所に響く

記憶の片隅に残るあの街が、物事ついた頃には地図から消えていた

「多分みんな忘れるんだろうな」

そして今も、テレビで伝えられるのは『素晴らしい世界を作りましょう‼︎』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

（一旦カット）

オルガ「ｩｵｵｵｳｲﾔﾌｫｵｵｵｵｵｵｵｵ‼︎‼︎‼︎」

語り手「……冒頭のシリアスさisどこ？？？」

オーボエ「こいつが真面目になれるわけがない定期」

語り手「んな定期あってたまるか一応主人公やぞ」

スヴィリア「ふむ、つまりお前はこんなアホ臭い奴らとこれから同じ配属か…

なんか知らんが…同情するわ」

語り手「お前も同じ配属じゃワレェ‼︎」

スヴィリア「お、おう…。（よし、今宵のうちに夜逃げしよう）」

そんな事で始まりました‼︎このシリーズ

『現実とは理想の上書きであり、

その殆どが下書きどうりに行かないが、

その上書きで新しい絵を描く事ができる。』

そんな言葉を体現するような作品です‼︎

オーボエ「そういえばスヴィリアさんどこ行った？」

語り手「あいつ…逃げたな？！追え！」

…………ほんとに完結するかはさておき

彼らはどんな絵を見せてくれるのか………楽しみですね‼︎

ーーーーーーーーーーーーーー

『現実とは理想の上書きであり、

その殆どが下書きどうりに行かないが、

その上書きで新しい絵を描く事ができる。』

　　　　　　　　　　ーー澤村　拓　著書『深夜の放送部』より引用