【小説総選挙】ファイル1※グロ注意

ファイル1【壊れた世界】

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自分の激しい痛みの苦しさで目が覚める。

胸糞悪い目覚めに顔をしかめる。

　

　

　

　

　

　

　

　

事は無い。

もう慣れたから。

心臓発作。

幾度も両親の愚痴から零れる言葉。

｢ｺﾄﾝ｣

一枚の分厚い扉を隔てて鳴る音。

嗚呼、母親が食事と薬を持って来たらしい。

鉛の様に、重い体を引き摺って、

扉を開けて盆に乗った食事を手に取る。

母親が｢体にいいから｣と言って

ベランダの家庭菜園で作った

野菜や食用花を食べる。

但し、食用花は薬と水で流しこんでからだが。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

｢...ぁ｣

瞬き一つで、体中に熱い物が走る。

痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ

痛い。

｢ﾋﾞﾁｬｯ｣

私の口から、何か出た。

赤と...

　

　

　

　

黄色...?

一気に目に写るもの全てが黄色に見える。

毒でも入れたのか?

そういえば、親が薬を貰っているのは、

医者じゃなかった気が、する。

価値観の古い両親。

何を入れたかは知ったもんじゃない。

同時に、こんな状況で冷静に

物事を考えられる自分に反吐が出る。

...嗚呼、思い出した。

幼い頃の...き......お...k........

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GAME OVER

ファイル2【美味しい　こりんご】

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