「双子の悪魔」1話 仲良い2人
私たちは双子だ。小さな世界の小さな双子…。
愛努瑠 「薫ー!起きてー!」
薫 「はーい」
愛努瑠 「はい,朝ごはん!」
薫 「もぐもぐゴックンごちそうさまー。」
愛努瑠 「着替えて着替えて!」
薫 「せっせせっせ」
愛努瑠 「できたー?」
薫 「できてなーい」
愛努瑠 「じゃ終わったー?」
薫 「終わったー」
愛努瑠 「よし!学校行くぞ!」
薫 「オー!」
ー学校にてー
愛努瑠 「せんせー!おっはよー!!」
薫 「おっはー」
先生 「おい愛努瑠!薫!ちょっとこい!」
愛努瑠 「どうしたんですかー?」
薫 「あぁ…。←大体察した」
先生 「まぁ,ほぼほぼ用があるのは愛努瑠だけかもしれないが…。…見ろ。」
(愛努瑠のテストの結果)
15点〔平均点は80点〕
先生 「…お前どうやったらこんな点数取れるんだ?」
愛努瑠 「いやー!テスト勉強してないからじゃないですかねー!あははー!」
先生 「だとしてもだろ!!フツーに授業ではテストに出るとこしかやってないし,テスト勉強してない薫だって80点は取ってるぞ!!」
薫 「…僕100点なんですけど。」
先生 「あー…。…すまなかった。」
愛努瑠 「あっはは!!先生薫に叱られてるー!!マジうけるんですけどー!!」
先生 「てか笑ってる場合じゃねーよ!!これじゃ今後に響くぞ?(いやもう響いてるか…。)」
愛努瑠 「大丈夫です!もう響いてますから!!」ドヤァ!!
先生 「うん逆にすごいねー?先生が言いたいこと全部言っちゃったねー?てかそれドヤ顔で言うことじゃないねー?」
愛努瑠 「そ,そうですか?なんか照れるなぁ…。」
先生 「褒めてねぇよ」
薫 「愛努瑠,今日も補習頑張ってね。」
愛努瑠 「はーい!」
先生 「さて,授業始めるぞー。…その前に,今日は転校生が来てるんだったな。入ってきていいぞー」
小花 「え,えと!真矢月小花,13さいですっ。よ,よろしくお願いしますっ!」
愛努瑠 「かわいー!!私五十嵐愛努瑠!よろしくね!」
小花 「え!?(やばいやばいどうしよう!めっちゃテンション高い子だ!?こういうタイプとはどう接したら…!?)」
薫 「ごめんね,うちの姉が。あ,僕は薫。愛努瑠の双子の弟だよ,よろしく。」
小花 「よ,よろしくお願いします…?(助かったああああ!!)」
先生 「小花に何か質問ある人はいるかー?」
愛努瑠 「はいはーい!小花ちゃんはどこからきたの?」
小花 「えっと,日本です…。」
愛努瑠 「え,本当!?日本って,あのお寿司とかあるとこでしょ!?行ってみたいなぁー!!」ベシッ
薫 「ダメだよ愛努瑠。僕たちは一応魔族なんだからね?人間界に行ったら容赦なく捕まるから。」
愛努瑠 「えー!行ってみたいよぉ〜!!」
薫 「ダーメ。」
小花 「あ,あの…。」
薫 「ん?あぁ,ごめんね,うちの姉が。」
小花 「いえ…。とても仲がよろしいなと思いまして…。」
薫 「え,そう?」
愛努瑠 「薫,その言葉しっかりお姉ちゃんに刺さってるって…。」
薫 「…で,小花ちゃんはどうやってここにきたの?それと,なんでここに転校してきたか教えて?」
小花 「え,えと…。…実は数日前,事故で両親が亡くなってしまって…。そしたらなんか悪魔さんが助けてくれて…。『一緒に魔界行こうぜ』って言われてきたんですけど…。全然言ってる意味がわかんなくて,それで色々聞いたら色々知って…。それで学校に入ることになったんです。あ!家はなんか悪魔さんが作ってくれたので大丈夫ですよ!」
薫 「へえ…。誰だろ…。」
愛努瑠 「ふむふむ…。じゃあ,とりあえず入学したってことね!」
小花 「はい。私一応人間なので,試験なくてよかったですけど…。…最終的には,あの悪魔さんみたいに,優しい悪魔さんになりたいんです!みなさんどうぞ,よろしくお願いします!!」
薫 「…うん!よろしく。」
愛努瑠 「よろしくねー!」
薫 「あ,でもこいつと関わるとろくなことしかないから。あとバカになるから気をつけてね?」
愛努瑠 「薫ぅ〜!!女で一つで君を育て上げた張本人にそれ言っちゃダメだからぁー!!」
小花 「…ふふっ!」
>>16
ありがとう、ゆりかちゃん!あとユーザーページの友達の紹介
のところにゆりかちゃん書いていい?